財団法人 民間放送教育協会

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第113回 A to Z 1万人ボランティアが作った美術展

2006年10月7日(土) 青森放送制作

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青森県弘前市で行われている現代美術作家、奈良美智さんと大阪で家具などの制作を中心に活動するグループgrafによる美術展「A to Z」。廃材を使って作られたAからZまで26個の小屋が立ち並び、絵や彫刻などの作品が展示されています。 開催までの準備、会場作り、運営までボランティアに手によって1から作りあげます。ボランティアは延べ1万人。青森県内はもちろん、北海道や名古屋から仕事を辞めてまで参加する人もいます。実行委員会の北川直樹さんは名古屋出身。仕事を辞めて弘前に住み、延べ1万人のボランティアの世話などをするマネージメントをしています。北海道出身の佐藤仁美さんも「A to Z」に参加するために仕事を辞めてきました。しかし、奈良さんの作品を生で見たことがなく、ボランティアも初めての経験です。美術展を成功させるために集まったボランティアは、一体「A to Z」に参加することで何を求めているのでしょう・・・。


キ ★ ラ ★ リひとこと
取材に行ってまず驚いたのは、フリーターの多さ。集まっているボランティアは学生、働いている社会人が大半だが、参加するために仕事やバイトを辞めてくる人が多いのだ。奈良ファンが多いわけでもない。なのに全国から集まってくる。長い期間住み込みで参加する人たちには、決して経済的に楽なものではない。確かに現代では自分がやりたいことが見つからず、迷っている若者が多い。しかし、「迷子が集まるイベント」とは思われたくない。なんとなく生きてるよりも、ずっと有効な時間の使い方をしていると思う。A to Zが終わった時、それそれがどんなきっかけを得て、どんな道を進むのか。A to Zに何万人の入場者が入るかどうかよりも、そっちの方が楽しみである。


YOSHITOMO NARA+graf A to Z 「奈良美智 + graf A to Z」公式HP
*会場 青森県弘前市吉野町2-1
*会期 2006年7月29日~10月22日
*時間 10:00~19:00(月曜休館 月曜が祝日の場合は火曜休館)
*入場料 一般1,000円 大学生・高校生700円 中学生・小学生300円
*問い合わせ TEL 0172-40-3018(実行委員会事務局 休館日以外)

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