財団法人 民間放送教育協会

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第162回 どんぐり村だより

2006年10月22日(日) IBC岩手放送制作

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岩手県の県北に「どんぐり村」という自然体験塾があります。誰もが山の暮らしを体験することができる村です。どんぐり村の村長は赤屋敷信一さん(81)、村長夫人はタマさん(76)。2人は20年程前、持ち山の一部を利用してこの村を開きました。どんぐり村に特別なプログラムはなく、訪れた人は自然の中で自由に時間を過ごし、望めば山の下草刈りや炭焼き、機織りなども体験できます。村長の信一さんはどんぐり村で、「お金を得るためだけではなく、生きるためのわざを持つこと」の大切さを伝えたいと考えています。その原点にあるのは戦争体験。開村から21年を迎えたどんぐり村の日々を、タマさんの育てる珍しい「天蚕(ヤママユ)」の成長とともに描きます。


ディレクターズ・ノート
最初に訪ねた初夏の頃、雑木林がとてもきれいに見えました。木々の間をそよそよと風が吹きぬけ、木漏れ日が地面を照らす様子は、村長である信一さんの手入れの賜物でした。一方、夫人のタマさんは、夏でもそこだけは不思議に涼しい機織り小屋で、トントンと音をさせているのでした。今年81才と76才、開村から20年の年月は抗いようもなくお二人の上にも降り注いで、信一さんは腰の痛みから山に入る回数が減り、タマさんは体調を崩して以降、作業をお弟子さんに任せるようになっていきました。それでも来る人を拒まず、温かく迎え、話を聞かせてくれます。どんくり村と信一さん夫妻の魅力の一端でも、感じていただければと思います。
<ディレクター  中村好子>


*自然体験塾「どん栗村」
岩手県二戸郡一戸町月舘字赤屋敷82  Tel & Fax) 0195-33-1836

*いちのへ手技工芸館(タマさんの作品の見学・購入はこちら!)
岩手県二戸郡一戸町一戸字越田橋11-1  Tel ) 0195-33-3993

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