財団法人 民間放送教育協会

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第120回 隠岐島に一橋大卒生が就職した

2006年11月25日(土) 日本海テレビジョン放送制作

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日本海に浮かぶ島根県の隠岐・海士町は元気な島です。人口2500人のこの島に、一年間で島外から90人が移り住んできました。漁業、農業といった島の特徴を活かした町づくりに惹かれてきた人たちです。その一人が、今年4月東京の一橋大学を卒業して島に住み着いた宮崎雅也さん(24)です。宮崎さんが就職したのは、「じっちゃん」宇野茂美さんの経営する民宿「但馬屋」です。但馬屋の仕事は民宿の他、民宿で出す魚の漁、田んぼ仕事、釣り客の磯渡し、そしてもう一つの家業「畳屋」です。休む間も無いほど忙しい一日です。自給自足の生活、自然の流れに沿ったライフスタイル、島の人達の何かをやってやろうという心、それらが、海士を元気にしていると宮崎さんは思っています。宮崎さんがやってきて、但馬屋は今まで以上に活気が出てきました。「島が元気になれば、みんなが元気になる。」宮崎さんの修行は続きます。


キ ★ ラ ★ リひとこと
隠岐海士町が元気なのは、町の職員が一生懸命になって、定住対策に取り組んでいることはもちろんですが、島外から来た人たちが島の魅力を島民に、そして島の外、全国に発信しているからです。民宿「但馬屋」に就職した宮崎さんも今は仕事を覚えるのに精一杯ですが、時間に余裕が出来次第、但馬屋のホームページ、自分のホームページを立ち上げ、情報を発信していきたいと話しています。また、今年11月に宮崎さんと同じように、Iターンで新たに海士町にやってくる岩本悠さんが先月「海士塾」を開き、島に集まった学生達が日本の将来について熱く語っています。松下村塾みたいなものかもしれません。この塾からは大きなうねりが生まれるといいなと思います。ちなみに、海士町では移住してくる人に対して、住宅と職場の斡旋をしています。また、島根県の制度支援で農業など1次産業に従事する人に対して、本人または受け入れ側に、初めの1年間月々5万円の補助があります。これで、十分生活できる島が隠岐・海士町なのです。


*民宿「但馬屋(たじまや)」
島根県隠岐郡海士町海士  08514-2-0437
海士町役場
島根県隠岐郡海士町海士1490  08514-2-0111

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