財団法人 民間放送教育協会

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第125回 夢はマーラン船~若き船大工の挑戦~

2007年1月13日(土) 沖縄テレビ放送制作

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沖縄はかつて琉球王国と呼ばれ、海外との盛んな貿易により発展してきました。多くの冨と文化を運んだのは進貢船という木造船でした。かつて沖縄の漁業に不可欠な存在であり、ウミンチュ(漁民)の足として日常的に使われてきた沖縄伝統の木造船サバニ。荷物の運搬に使われてきた大型の帆船マーラン船。その船を作れる船大工は減り、ほとんどが老齢者です。そんな中、船大工の仕事に情熱を燃やす青年、越来勇喜さん(25)。彼は父を師匠として尊敬し、父の元で、木造船作りに励みます。日々の船作りから垣間見ることができるのは失われつつある父子の姿。父は師匠であり、親であり、友達である。あたたかい父子の関係がみられます。父は、彼が一人前となるために、必要なことは何かを気づかせようと、メッセージを送り続けます。一人前としての一歩を踏み出すための初めての船造り。彼は父の横で、造るだけではない何かに気づきます。


キ ★ ラ ★ リひとこと
勇喜さんにとって船大工は一生涯の仕事。やりたい仕事がみつかならないという若者が多い中、ひたむきに仕事に取り組む姿勢に私も刺激されました。驚いたのは、親子3人が同じ夢だったこと。「親子3人と宇保さん(沖縄船大工の最高齢 勇喜さんが師匠と尊敬する方)とで、大きなマーラン船を作りたい」木造船の需要が無い中で、これからの船大工はどうあるべきか?常に先を見て、新しい展開を考えながら、仕事に取り組む姿には感動しました。また、父親と勇喜さんの親子関係も現代の親子からは見られない、あたたかい関係でした。父親は尊敬する師匠であり、親であり、友達である。私も故郷の両親を思い、改めて、親子のあり方を考えさせられました。私も取材を通して、沖縄の木造船に魅了された一人です。沖縄の木造船の魅力を知っていただけたらと思います。


合資会社 越来造船
住所:〒904-2426 沖縄県与那城町字平安座417-5 TEL:098-977-7421

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