財団法人 民間放送教育協会

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第132回 農家になりたい!≪平成17年度 ☆文部科学大臣賞☆≫

2007年3月3日(土) 山形放送制作

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5年前に「農家になりたい」と庄内平野にたったひとりでとびこんだ女性がいる。廣岡史子さん(30)。いわゆる新規参入者である。生まれは東京。農業とは縁もゆかりもない家庭に育った。「農業したいなら農家の嫁になれば」と周りからいわれたが「私は農業を職業として生きたい」と一人で独立する道を選んだ。彼女の相棒はポンコツのトラクター。農業をやめるという人から5万円で譲りうけたが修理に11万円かかった。現在だだちゃ豆のほかトマト・ねぎなど20種類の野菜を手がけている。もちろん土地は借り物だ。農地法で、一定の基準を満たさないと土地を取得できないしくみになっている。もっともその資金もない。農家として独立するということは、作物を栽培する技術に加えて、営農~つまり事業者としての管理力や販売先を確保する営業力も必要とされる。ただ「作物を作ることが好き」だけではすまないことを廣岡さんはよく知っている。でも「売れるからいいじゃないかという農業はしたくない、一生けんめい作りたい」というのが廣岡さんの信念だ。

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