



2005年1月16日放送 制作 熊本放送
熊本県下益城郡。人里はなれた山奥でテント生活を余儀なくされている女性がいます。正清明子さん(53歳)です。紫外線を避けるための帽子とサングラス、そして活性炭入りのマスクを二重に重ねたその姿からは、素顔をうかがうこともできません。彼女は4年前、化学物質過敏症と診断されました。この病気はごく微量の化学物質に接触するだけで身体の不調が現れるもので、発症の原因も治療法もまだ解明されていないのです。もともと熊本市内に自宅があるのですが、気温や湿度が高くなると、身の回りの化学物質が揮発するため、住むことが出来なってしましました。そのため、ご主人の正清宗昭さんは毎晩車で一時間以上かけて熊本市内からやって来ます。テントの横に停めた車の中で、明子さんの様子を気にしながら眠る毎日です。二人の山奥での生活も4年目を迎えます。病に立ち向かう夫婦の姿を見つめます。