



◇ABU/CASBAA/ユニセフ『子供の権利賞』国際賞入選!◇



はじめて慶一くんに会った日、その障害が重いものであるにもかかわらず、屈託のない明るさに正直言って驚いた私は、数日後、学校を訪れて納得した思いがしました。小倉先生をはじめ、どの先生もが、子供たちと対等に向き合い、ときには友達のように接していました。子供たちは笑顔で、学校は明るさに満ち溢れていました。
慶一くんが小倉先生と出会い、明るく漫才に挑戦していく姿は、「人との出会い」が、いかに人生において大切な要素であるかを物語っているようにみえます。そして、真の人間関係とは、障害の有無や年齢などに関係なく、人と人とが正面から向き合ってこそ、できあがっていくのだということを教えられました。
今回、映像を編集するにあたり、VTRの長さが27分という制限の中で、漫才と、小倉先生との人間関係に焦点を絞ったため、取材したものの、入れることができなかったものがたくさんあります。慶一くんを温かくサポートするご家族の思いや、慶一くんが考えた数々のアイデア道具・・・。
それぞれに与えられた環境の中で抱く、将来への夢や希望、そして不安は、慶一くんだけでなく、どんな子供たちにとっても同じものです。夢を実現するためには、どんな試練や苦労が待ち受けているのか。でも、その人生の中で時々起きる、一瞬のきらめきを、大切にして生きていって欲しいと、心から願ってやみません。
最後に、私たち取材班を温かく迎えいれてくれた慶一くんとご家族の皆さま、そして小倉先生をはじめとする滋賀県立八幡養護学校のすべての教職員の方々と生徒さんに、心より感謝いたします。