




◇ディレクター:宮川拓実◇
本田さんは日本酒が大好きです。「お酒を飲んでいるときが一番幸せ」とまで言います。私も日本酒が大好きです。取材の時は、お土産に持っていった秋田のお酒を一緒に酌み交わしました。本田さんは松田聖子も大好きです。お酒が入るとその魅力を、中森明菜との違いを熱く語ってくれました。クラッシックに限らず「うた」が「歌うことが」本当に好きなのです。酒豪の本田さんも、今は歌のためにお酒を控えています。また一緒に楽しいお酒を飲める日を楽しみに、これからも本田さんの「うた」を追いかけようと思っています。

治療法のない癌と向き合いながら歌い続ける本田さん「怖くないですか?」そう聞いた時に、少し考えてから答えてくれたのが、「今できることを精一杯やっているから怖くない」という言葉でした。
◆今できることを精一杯◆
「今を大切に」という言葉はよく耳にしますが、この時ほど、この意味が胸に詰まってきたことはありませんでした。本田さんにとって、今できることとは、もちろん歌うことです。
少しずつ病状が進む中で、今、目の前にいる人たちのために精一杯うたを届ける本田さんの姿はこの言葉が持つ本当の意味と重さに気づかせてくれました。
本田さんは、今日も生きる喜びを歌います。