







◇ディレクター:杉村 直美◇
私が初めて佐治麻希さんと出会ったのは3年前、当時麻希さんは20歳でした。明るく笑顔が印象的な麻希さんは、「禎子ちゃんの祈りを伝えたくて、紙芝居の読み語りをしています」と真剣に話してくれました。そして母校での読み語り。麻希さんの話を聞く子供たちを撮影しながら、私自身も麻希さんの語りに惹きこまれていったことを鮮明に覚えています。広島原爆の被害にあった少女「佐々木禎子さん」のことを、なぜこんなに伝え続けているのか。麻希さんの人を惹き付ける力はどこにあるのか。さまざまなことに興味を持ち、麻希さんへの私の取材は始まりました。そして今年、日本に原爆を投下したアメリカで紙芝居を上演することになったと聞きました。麻希さんの紙芝居がアメリカの人に伝わるのかを見届けたいと思い、同行取材をさせてもらいました。どうだったのかは番組を御覧いただきたいのですが・・・人の心を信じ続ける麻希さんの思いが伝わるアメリカでの取材になりました。
麻希さんは、「禎子ちゃんの話を1人でも聞いてくれる人がいてくれるなら、どこにでも紙芝居を持って読み語りに行きたい」と話しています。もし麻希さんの話を聞く機会があれば、聞いてみて下さい。きっと、麻希さんの純粋な平和への思いが伝わってくるはずです。