財団法人 民間放送教育協会

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平成22年11月5日に南海放送による「民教協番組を使用する小学校授業支援」事業が
実施されました。


「民教協番組を教材使用する小学校授業支援」事業【南海放送】
実施日:平成22年11月5日(金) 
放送局:南海放送
使用番組:「発見!人間力」「発見!人間力 輝く瞳に届けたい~アラスカ写真家の夢ライブ~」
小学校:松山市立湯築小学校 5年生

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内容 :総合学習の2回目で南海放送の担当・伊東英朗ディレクターが今回の先生。
♪「おいちゃんはね、ディレクターという仕事をしています。」
「手伝ってくれる人いる?このホールを2周してください」で元気に手を上げ、
歓声の中で男子が笑いながら嬉しそうに歩く、という子どもたちの心をしっかりつかんだスタート。

♪「ディレクターはどんなことをする人?」
~カメラマンにいろいろ言う人、スタジオで話を紙に書く人、人に指示する人、カメラを撮る人、と答える子どもたち


♪「おいちゃんはね、‘人のためになる’‘人が喜んでもらえる’ことを考えて
番組をつくっています。」とフリップを見せながら説明
*伊東ディレクター制作の「海を渡る詩~塔和子 千篇の詩(ハンセン病)」
「かまぼこ板の絵」「俳句甲子園」のアバンを子どもたち視聴。
的確な感想が活発にあがる

♪「難しい内容だったかもしれないけれど、おいちゃんが伝えたいことを
みんなよくわかったね」
~何を伝えたいか、アバン について学び、「アバン、アバン」とつぶやく子どもたち

♪発見!人間力 「輝く瞳に届けたい~アラスカ写真家の夢ライブ~」
を事前視聴した子どもたちに伊東ディレクターは、アラスカ取材のカメラを2台と三脚、ピンマイクを見せる。
「松本さんをこのカメラ2台で一人で撮影してました。ここにあるのは80キロの荷物の1/5。三脚とザックも背負ってね」
~アラスカの厳しい自然の映像を観ていた子どもたちの表情が驚きとともにさらに輝き、さらにのめりこむ表情に・・。


♪「みんなが考えた DO GO(道後)まちづくり」企画書をフリップに貼ったので一緒に考えよう」
~みんなにみてもらえる企画書、お金を集められる、内容がイメージしやすい書き方をアドバイス。
伊東ディレクターも子どもたちの企画書に感動し、「発想力」「アイディア」について子どもたちは学ぶ。
子どもたちの作った道後CMソング、しらさぎ音頭を子どもたちが踊って
ますます先生と子どもたちの学びの交流が深まる
♪「この写真のどっちが好き?」
~アラスカの写真を見せて子どもたちが答えながら「リサーチ」について学ぶ
♪「最後に、気持ちを込めて、人が喜ぶ企画、ためになる企画を考えよう」で終了。



伊東ディレクターの創意工夫にあふれた授業と子どもたちの創造性が刺激された、素晴らしい45分×2の授業でした。

※写真をクリックすると大きくなります。



■授業を終えて:ディレクター 伊東英朗■
<「Do Go(道後)まちづくり」というタイトルを掲げ、1年をかけ取り組んできた5年生の授業の一こまに参入。>
私自身がこの授業のために先生方から連絡を取り合うようになったのは、3ヶ月前。1年間の授業のカリキュラムを聞き、その中で、授業を阻害しないで、授業に寄り添えるかかわりを持ちたいと思っていました。
私が今回かかわりをもったのは5年生と6年生でした。
この日の授業は、5年生でした。「Do Go まちづくり」というタイトルを掲げ、自分たちの校区にある道後温泉を様々な角度からアピールしていこうというものです。
事前に先生方から見せてもらった、子どもたちが考え出したアピール企画に驚かされました。
それぞれのグループで考え出されたアピールは、大人では思いつかないようなユニークなもので、しかし、具現化すれば十分にビジネスにもつながるようなものでした。
そんな子どもたちの流れの中にどんな形で放送の中で働く自分が協力できるのか考え、自分自身が常々考えている「何のために」というテーマで授業を行うことにしました。終端の目標が視野にしっかりと入った上で、まちづくりのアピール授業を進めていけば、体験が、子どもたちにとってよい形で身につくのではないかと考えました。
また、番組のアバンを使って、番組の方向性や見ている人に対するプレゼンの方法なども参考にしてもらおうと思いました。また、リサーチを行うことでターゲットに対して、ひとりよがりにならない、なども盛り込みました。
いろいろと伝えたいことが重なって、一方的になりがちではなかったかと反省しています。もっと子どもたちが体験しながら、自分たちで感じ取れるような授業展開ができたのではないかと思います。
教育とテレビという永遠の課題については、テレビの歴史と共に考えられてきました。ネットとテレビが教育にどう影響し、どうかかわっていけるのか。それは、結局、アナログなところにあると感じました。人と人とのつながりが根底にあることをしっかりと認識しなければならない。そして、利便性や効率性をテレビに求めては、本当の意味での良いかかわりができないのではないかと感じました。

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放送スケジュール