財団法人 民間放送教育協会

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南日本放送(平成29年度)

【活動名】MBCアナウンサー 学校朗読会
【実施期間】平成29年 6月~平成30年 3月 
【実施回数】2回

  • 事業実施の成果・課題
  • MBCでは今年度2回「学校朗読会」を行った。うち1校は離島での開催。
    「朗読会」などのイベントは鹿児島市で開催されることが多く、地方の小規模校に通う子どもたちはなかなか出かける機会がないため、MBCアナウンサーがこのような学校に出かけて朗読会を行ったところ、児童生徒はもちろん、保護者や地域の方々にも大変喜ばれた。
    朗読会の内容も、「聞く」ことはもちろん、子どもたち全員で発声・発音練習や言葉遊びをしたり、物語を子どもたちと一緒に朗読したりして、声に出して「読む」ことで気持ちが伝わることを実感してもらえた。また、積極的なコミュニケーションを引き出すことが出来た。
    今後の課題は、それぞれの地域に伝わる方言などその土地の文化を大切にする心を育むことである。そのために地方に伝わる民話などを掘り起こし朗読に取り組んでいきたい。また、鹿児島は離島が多いため、年に1度は離島での学校朗読会を実現したいと思っている。

  • 担当者の感想
  • 上野知子アナウンサー(さつま町立求名小学校 担当)
       福井校長先生始め教諭の皆さんが読書活動を通して子どもたちの豊かな心を育もうとしていることを実感した。
     発声練習は、2人1組になって母音の口の形がしっかりできているかお互いにチェックしながら進めたが、笑い声に包まれ、声を出すこと、正しい発音をすることに興味をもってもらえたようだった。子どもたちの希望で教科書に掲載されている作品を朗読したが熱心に聞いていたり、驚きの声を上げたりと素直な反応が嬉しかった。児童も先生も一緒に声を出す参加型の朗読会は心の交流が出来る。今後も朗読の様々なヴァリエーションを追求していきたいと思った。

     原口奈菜アナウンサー(宇検村立名柄小学校 担当)
     名柄小中学校は親子山村留学の子ども達も含めて全校生徒12名の小中併設校である。「読書に関心を持って欲しい」という大牟禮校長先生の思いから、リブリオバトルや保護者による読み聞かせ、ネリヤカナヤ創作童話コンクールへの応募など様々な活動をしている。今回は「アナウンサーによるプロの朗読を聞かせたい」という思いがあることを聞き、身が引き締まる思いだった。
     子どもたちは少し緊張している様子だったが、一生懸命思いを込めて読んでいることが伝わり嬉しい気持ちになった。また先生方も役になりきり朗読会を盛り上げた。ネリヤカナヤ創作童話コンクールで優秀賞を受賞した生徒にも作品を読んでもらったが、奄美の海での出来事を面白おかしく描いていてみんなの笑顔も見られた。
     また、朗読会当日の朝には、集落放送もしてもらい、集落の方も観覧に訪れた。集落の皆さんにとって村の子ども達は「宝」であり、皆さんの温かなサポートによって学校も支えられていることを感じた。私自身も、地域の皆さんの温かさや、子ども達の読書への関心にも触れ、純粋にみんなで思いを込めて本を朗読することの楽しさを実感した朗読会だった。

     
  • 名柄小中学校 校長先生・子ども達の感想
  • (大牟禮校長先生)
    ・原口アナの朗読を聴いて、子ども達の本の読み方がこれからもっと変わるのではないかと思った。同じ本の読み方でこんなに感動を受けるのだということが伝わったと思うので、もっともっと子ども達が本を好きになってくれると思う。

    (子ども達)
     ● 読み聞かせが楽しかった。本はあまり好きじゃないけど、これから本を読もうと思った。
     ● いろんな本を読んですごく面白かった。『はなになりたい』という本の読み聞かせが感動した。(小学3年)
     ● アナウンサーは色々なことを伝えられるし、すごく上手だった。(小学3年)
     ● 感情を込めて読むのがうまいと最初に伝わった。(中学3年)