財団法人 民間放送教育協会

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民教協とは

会長あいさつ

「日本のチカラ」

 "日本の力"と"日本のチカラ"と書いて、じっと眺めています。"力"には集約的で堅固で強い印象を受けますが、"チカラ"からは個別的で柔軟で小さいけれど裾野の広いイメージが感じられます。


 放送を通じて教育の機会均等を振興に寄与することを目的にしている民間放送教育協会は、日本全国に既存のネット系列を超える民間放送唯一の広い独自の裾野があります。全国各地にはたくさんの魅力あるユニークな産業や歴史や文化があります。それを懸命に支え継承している人々がいます。そして、それぞれの特徴ある放送局が生み出す教育ドキュメンタリー番組は、地域に根ざしているからこそ描き出せる作品のチカラ、放送のチカラを感じさせてくれます。きっと地元への愛と伝えたい熱い思いが根底にあるからだと思います。


 そのチカラを受け取った地元の人たちは、改めて故郷の魅力やチカラに気付かされるかもしれません。他の地域の人々は、驚きの新発見や大きなヒントを得られるかもしれません。そんな知恵やバイタリティーを受け取り、感じ取った人々の中に、小さな変化が広がっていく。ひとりひとりの人間が、何かを知るチカラ、感じるチカラ、そしてそこから考えるチカラを身につけていく。そんなチカラの循環と結集が地域を潤し、やがて日本のチカラになっていくことを私は願っています。そして、それこそが教育のチカラであり、民教協の役割であると考えています。


 私はこれらの作品を、一人でも多くの人に鑑賞していただくことを願っています。



公益財団法人民間放送教育協会 会長
吉永 みち子

吉永 みち子(よしなが みちこ)プロフィール

1950年3月12日生まれ、埼玉県川口市出身。埼玉県立浦和第一女子高等学校卒業。1973年、東京外国語大学外国語学部インドネシア語学科卒業後、立馬株式会社に入社。日本初の女性競馬新聞記者となる。その後、「日刊ゲンダイ」の記者となる。1978年、株式会社日刊現代を退社。約5年間の専業主婦を経て、ノンフィクション作家として復帰。1983年、エッセイコンテスト「優駿エッセイ賞」最優秀作を受賞。1985年、『気がつけば騎手の女房』で第16回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。過去に、政府税制調査会、地方分権改革推進会議、郵政行政審議会、外務省を変える会などの委員を歴任。2010年、前田恒彦元検事らによる大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件を受けて設置された検察の在り方検討会議委員に就任。
著書は「気が付けば騎手の女房」(草思社)、「老婆は一日にしてならず」(東京書籍)、「母と娘の40年戦争」(集英社)、「性同一性障害-性転換の朝」(集英社)、「麻婆豆腐の女房 赤坂四川飯店物語」(光文社)、「怖いもの知らずの女たち」(山と渓谷社)など他多数。