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会長あいさつ

「知られていない日本」 三浦朱門


生涯学習と言うと厳めしいが、私たちは生きている限り、さまざまなことに好奇心を持ち、未知のものに接すると興奮を覚える。


財団法人 民間放送教育協会の仕事は、人々にさまざまな日本、そして日本という特有の視点から眺めた世界の諸相を、映像の形で表現した作品を作ることである。
それが結果的には日本の生涯学習とは何かという問いの、一つの答えになるのではあるまいか。


協会に所属する放送局は全国に広がり、それぞれの局が、他の地方の人には新鮮な自然や、その自然の中で作ってきた生活、また、その視点から眺めた現代の諸相の意味や未来の展望などを、作品の形で教えてくれる。
彼らの作品に接して、ああ、こんな日本があった、こんな問題意識があったという発見に、私たち関係者ですら、感動を新たにすることも珍しいことではない。


私はこれらの作品を、一人でも多くの人に鑑賞していただくことを願っている。



【三浦朱門(みうらしゅもん)プロフィール】
1926年1月29日東京生まれ。1948年、東京大学文学部言語学科卒業、同年日本大学芸術学部講師、同助教授、同教授を歴任し1969年退職。1985―86年には文化庁長官、2004年、日本芸術院長日本文芸家協会理事、日本芸術会員、三浦学園理事、テレビ朝日放送番組審議会名誉委員、中部大学学事顧問などを勤める。この間、1967年「箱庭」により新潮文学賞受賞、1999年にはローマ教皇庁の聖シルベスト勲章受賞、1983年「武蔵野インディアン」により芸術選奨文部大臣賞受賞、1987年恩賜賞・日本芸術院賞受賞、1999年には第14回産経正論大賞受賞、また文化功労者となる。
著書は「親と教師の顔がみたい」(扶桑社)、「日本の教育は間違えたか」(海竜社)、「『学校秀才』が日本を滅ぼす」(大和書房)、「日本よ、びくびくするな」(海竜社)、「日常生活に哲学は必要だ」(知到出版)、「日本語の真実」(海竜社)など他多数。


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