「福太郎!~寺町の大きな家族~」放送記念イベント
・日時 2008年12月8日(月) 午後2時~4時
・場所 善光寺大本願明照殿(長野市善光寺境内Tel:026-234-0188)
・主催 財団法人・民間放送教育協会
・協力 SBC信越放送

第1部 トークセッション「福太郎の“大きな家族”」

その名を呼べばみんなしあわせ! 福太郎を育てているのは、両親だけではありません。“寺町の大きな家族”が福太郎の成長を見守っています。それぞれの福太郎、子育てを語ります
【出演】
・増沢珠美(番組出演者 福太郎の母)
・高井綾子(番組出演者 福太郎母子の同居人)
・北沢良洋(番組出演者 長野市西之門区長)
・手塚孝典(SBC信越放送番組ディレクター)
【コーディネーター】
・久保田祥江(SBC信越放送アナウンサー)

第2部 講演「拓かれた家族」

【講師 作家】 落合恵子 
<プロフィール>
photo_ochiai.jpg作家・東京家政大学特任教授 1945年1月生まれ。
執筆と並行して、東京青山・大阪江坂に子どもの本の専門店クレヨンハウス、女性の本の専門店ミズ・クレヨンハウス、有機食材の店「野菜市場」、オーガニックレストランなどを主宰。二つの「いくじ」育児と育自(親の自分育て)をテーマにした子育て雑誌『月刊クーヨン』発行人。東京家政大学では、人権、教育、家族論を中心に講義。
最近の主な著書
『人生案内………自分を育てる悩み方』(岩波書店) 『母に歌う子守唄 わたしの介護日誌』(社朝日新聞) 『絵本屋の日曜日』(岩波書店) 『犬との十の約束)』(リヨン社) 『母に歌う子守唄 その後』(朝日新聞社) 『崖っぷちに立つ あなたに』(岩波書店)

第3部 ミニコンサート 番組テーマ曲の披露

【シンガー&ソングライター】 タテタカコ  ♪テーマ曲:「今日を歩く」

イベントのチラシはこちらからダウンロードできます。(PDFファイル)
チラシ表  チラシ裏
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第1部 トークセッション「福太郎の“大きな家族”」


出演:増沢珠美さん・高井綾子さん・北澤良洋さん・手塚孝典さん
コーディネーター:久保田祥江さん(信越放送アナウンサー)

久保田:さて今日の第1部はトークセッションということで、福太郎の大きな家族ですね、ご紹介いたします。主人公福太郎の母 珠ちゃんこと 増沢珠美さん
そして珠ちゃん親子と一緒に暮らしている綾ちゃんこと、高井綾子さん
福太郎たちを見守っている地域のみなさんの代表といたしまして、西之門町区長の北澤良洋さんです。そして私のお隣は番組を作ったSBC信越放送の手塚孝典デイレクターです。
まずは番組ダイジェストをご覧ください。

手塚:福太郎のかわいさとか生き生きした感じっていうのはとても魅力的というか、あの珠ちゃんとケンイチくん 結婚したりとかよくわからない状況多いですけど、福太郎がかわいいって言うことが大事かなと。きっと子どものそのいきいきした姿っていうのは育っている環境をあらわしているんじゃないかなと思って、やっぱり愛情をいっぱい受けて育っているなという感じがします。

久保田:珠ちゃんに見つめられながらの手塚さんの言葉ですけれど、その珠ちゃんの子育てを一番近くで見ている、綾ちゃんはどんなふうに見ています?

綾ちゃん:人ごと。 福太郎はかわいいけど、その子育てとかは人ごとだと思っている。
あ、なんか一緒に住んでるからっていうだけ。居て、困っていたら、べつに3秒とかで終わるんだったら手伝うっていうレベルなので。
ちょっと緊張しているから、番組みてなんか感動しちゃって、もう…はい。

珠ちゃん:多分今のって、目の前にある状況にただ純粋に対応するっていう。これ珠ちゃんのだから関係ないからとか、珠ちゃんが頑張るから、私がおせっかいしないほうがいいやとかではなくて、福太郎がいて泣いているから、じゃあおんぶする?みたいなそういう種類の淡白かな?っていう感じで聞いてたんですけど。

久保田:区長さんの北澤さんは福太郎と珠ちゃんと綾ちゃん、清水さんもいますけど、皆さんの子育ての様子、暮らしぶりというのか、どんなふうにご覧になって思われますか?

北澤:私みたいに後期高齢者になると、この目から見ると綾ちゃんは別として、福太郎くんの母親と父親の関係ね、ちょっとね、えーって感じなんですよ。でもねこうやって見てますとね、これが時代なのかなと思うようにしてました。そのうちに今はこれが若者の文化なのかと私は今思っています。すばらしい文化は若者でなければ、私等では作れません。そんなことで見ていますがね。いずれにしろ西之門は子どもがなくてね、育成会もなくなっているんですよ。子どもの泣き声が町を明るくするんですよ。町に子どもがほしいと思っていたところにこの珠ちゃんが福太郎を産んでくれて、子どもの声が聞こえるんですよ。福太郎は今のところ、一口で言うと大げさかもしれないけど、町のお宝ですかね。まあそんなとこですね。

久保田:町のお宝いいですね。今ってご近所つきあいが、特に若い人って私もそうですけど、面倒くさい、煩わしいというのは正直なところあると思うんです。だからそういうのが無いのかなと言うか、思いや抵抗感とか煩わしさってないのかなって。今そういうふうにできたらいいなと思いますけど、いいことばかりじゃなくてそれぞれの家庭に干渉されたくない点があったり、ここまではって思うことがあったりするのかなって思うんですけど。珠ちゃんはそういうところは?

珠ちゃん:そうですね、今見てもらってわかると思うんですけど、斉藤のおばちゃんとか結構きついじゃないですか、でも聞き方で、全部をそのまま まじめにバシッと聞くと大変で、斉藤のおばちゃんには斉藤のおばちゃんの人生があって、その他の人にはその他の人の人生があって、こういう輪の全部が重ならなくて端っこがちょっと重なるっていうことだと思うんですけど、だからそういう位に聞いておけばいいんだと思うと逆に頼りになる人になるっていう感じです。

手塚:なかなかね地域に行けないわけですよ、溶け込めないわけですよ。そういう時にどうすればこういう風になれるのかなと。

綾ちゃん:頼りなくなる。

珠ちゃん:それはそうかも。しっかりしてて、あそこの家は私たちが何も言わなくても大丈夫となると多分そうならないんですけど、すごい貧乏そうだったり、どうやって生きているのかわからなかったり、大丈夫なのっていうところなのかもしれないね。

綾ちゃん:作戦は立ててないんだよ、そういうふうに。普通にしているんだけど、貧乏そうだったり、漬け物とご飯で生きているみたいなとか。大丈夫?って声かけやすい隙だらけみたいな。

手塚:周りの人たちに甘えることも嫌じゃないでしょ?

珠ちゃん:嫌じゃない。

手塚:それが、なかなか出来ない。

珠ちゃん:甘え倒したい!

綾ちゃん:そうだね。ほんとにひどいよ。でも甘えまくってるもん。区長ね!

北澤:西之門の町は本当にいい町で、老人クラブだけはしっかりしているんですが、この若者がきて本当に明るくなってきたんですね。ただ私が今心配しているのは、家庭、家族です。それがだんだん地域にいって国ができるわけだけれども、 家庭を持っているお二人が籍も入っていない結婚もしていないっていうわけなんですよね。これは若者の文化ということになるのかと思うんですが、これをわれわれはどうやって地域で支援していっていこうかというのは、二人だけに任せておくと、今の人たちは少子化、核家族化で孤立しているんですよね。子育てに悩んでいる人たちが相当いると思うんですよ。それを我々がなんとか支援したい。地域のみんなであなた方の子どもだけれども町の子どもでもあるよと、国の子どもでもあるよというようなふうに私は見守りたいと思っているんですよ。

 だから子どもは甘やかしちゃいけないと思ってる、二人で結婚している籍が入っているは別として父親母親になったら、この二人はねラブラブの素晴らしい姿を子どもに見せてやる、これは良い子が育ちます。夫婦仲の悪い、父親母親の仲の悪い、これは子どもには決していい環境じゃありません。だから私はそれだけはお願いするということ。そして我々も厳しく見守ろうと思っているんですが。中国のことわざに「慈母に敗子あり」「あまり甘やかせると負けた子どもができるよ」という、子育てのことわざがあるんですよね、私それをちょっと思い出したんですが、やっぱり善悪をしっかり教えて、とにかく人のためになる子どもを作る。それと人に迷惑をかけない子ども、これが何よりだと思うんですよ。  
西之門出身の子どもは素晴らしい子どもだと、それで福太郎が大きくなった時、この町で育って良かったという町づくりを今一生懸命考えています。
 考えているんだよ。はじめて知った?私は一生懸命福太郎の成長を見守りたいと思っています。私に足りないところは皆さんからお知恵を拝借したいと思います。よろしくお願いします。

珠ちゃん:区長大丈夫です。みなさんいるから大丈夫です。安心してください。

久保田:本当はもっとみなさんとお話したいのですが、実は時間が迫っているのです。申し訳ございません。みなさんから一言ずつどうですか

手塚:放送は1月11日ですが、是非ご覧いただきたいなと思っていまうす。
実質的は暮らしの中での福太郎との関わりの中で珠ちゃんやケンイチくんが親として成長していくというところも見てもらいたいなと思っていますので、血縁ということだけではない家族のあり方、家族ってなんだろう子育てってどういうことだろうと 特別な環境ではなくて考えてみてもらいたいなと思っています。

珠ちゃん:多分お父さんとかお母さんとか、なるべくひとりひとりが自分の責任のウエイトを下げていくということが、シェアしていく どうしても私が頑張らなきゃってなりやすいと思うんですけど、そのウエイトを下げて共有していく、シェアしていくっていうこと。より広い人と関わり合いながら、物事を広く長い目で見られることになるのかなと思うので。私たちが町の人に甘えていると言いましたけれども、その甘えていることが迷惑でない範囲でいろんな人と自分の人生を共有していると捉えているので、自分たちの人生を分かちあって、みなさんと生きている感じで、これからも生きて行きたいという感じがします。

北澤:年をとると、過去のことを振り返ってみたりいろいろするんですが、小さい子どもは前しか見ないんです。前を見てしか育ちません。そして子どもはまた上を見て育ちます。ですから、今子育てっていうのは、大変大事な時期だと思います。ですから親としてしっかり、子どもは背中見ていますので、やってほしい。困ったことあったら、いくらでも相談してください。我々は出来る限り力になる。福太郎を立派に育てて、いい子に育てましょう。みなさんもご協力お願いいたします。

久保田:ありがとうございました。短いお時間でしたけれども、福太郎の大きな家族のみなさんに、地域との関わりについてお話してもらいました。どうもありがとうございました。

落合恵子さんの講演内容も随時更新いたしますので、ご期待ください。