南海放送(平成26年度)

民教協のメディアリテラシー授業が始まって、今年度で6年目を迎えました。

テレビやインターネット、ラジオ、新聞、雑誌などメディアから発している情報を自分で判断し、特徴を知って取捨選択していくことを学ぶのが、今回の5回連続のメディアリテラシー授業の目的です。

南海放送の今年度の取り組みは、これまでの番組作り体験ではなく、放送とインターネットとの融合に取り組んでいる番組への参加です。
愛媛大学教育学部附属小学校6年生の3クラスは、はじめに放送とSNS(インターネットを使って、個人が発信できる仕組み)の良い面、気を付けなければいけない面などを学習しました。
附属小学校は離れた地域から通っている子どもたちが多く、携帯電話やスマホを持っている割合も多いのが特徴です。

子供たちはツイッターやFacebookなどに投稿した経験はないのですが、いたずらや面白半分に投稿したものが日本にとどまらず、瞬時に世界中の人たちに見られることや、一度自分の手を離れた投稿は広がって消すことができないといった怖さを南海放送の担当から資料を見ながら説明を受けました。一方、自分の意見や情報を発信できるという便利さ、手軽さをも同じ授業で学びました。

この日、「ぶっくまーく!!」という番組に学校から投稿するのは、花組。南海放送のスタジオを見学するのは星組でした。スタジオ組は、スタジオの放送の様子を見ながら、数人ずつ交替で放送局の社内見学です。

「ぶっくまーく!!」は、視聴者からのツイッター投稿を番組で紹介しながら進めていきます。南海放送のテレビとラジオのほか、愛媛CATVでも放送して、新しい試みに取り組んでいる番組です。

               

≪投 稿 中≫

学校の花組は、番組のこの日のお題「みつけたっ!」に関係するエピソードを考え、40人全員が楽しい文章を作って”投稿!””投稿!”
ただし、初めての経験なのもあって、文章は投稿前に先生のチェックを受けます。

 番組開始から数分で、画面に「附属小○○・・・・・」というテロップが画面に流れてきました。次々に投稿が採用されて、教室は盛り上がります。(左写真:画面には附属小の文字)

番組開始から数分で、画面に「附属小○○・・・・・」というテロップが画面に流れてきました。次々に投稿が採用されて、教室は盛り上がります。(左写真:画面には附属小の文字)

番組中に教室からの中継も入って、また盛り上がります。(左写真:後ろでは星組が見学)

SNSを授業で扱うことには意見がいろいろあったのですが、いずれ近いうちに出会うのであれば、正しい知識を学ぶことが必要との結論に達しました。こういった経験から、子供たちが何をどのように感じ、身につけていくのでしょうか?

今回は、子供たちが得たこと、感じたことを話し合う時間はありませんでしたが、11月中旬のメディアリテラシー最終授業で意見交換をする予定です。
また、授業終了後のアンケートへの記入も楽しみです