山口放送(平成26年度)

山口放送が小学校の授業でメディアリテラシーに取り組むのは、今年で5回目です。今年度の授業は大規模なものとなりました。

民教協では、毎年全国大会を開催していますが、今年度の開催局は山口放送でした。
大会のテーマは「あふれる笑顔 心豊かな未来へ」内容のメインはメディアリテラシーで、今年度スタートとほぼ同時に企画が進んでいました。

10月18日当日、今年度メディアリテラシー授業を実施している山口市立小鯖(オサバ)小学校の児童たちがこれまでの授業成果の発表のため、全国大会会場の山口情報芸術センター[YCAM]に揃って登場しました。

メディアリテラシー授業で、6年生29人が4つの班に分かれて取り組んでくれたテーマは、「発信!小鯖のいいとこ伝え隊」です。
取材対象は、子どもたち自身が話し合って決めました。1班は「小鯖地区の八幡宮・神社」、2班は「自慢の小鯖小学校」、3班は「小鯖小名物 狂言の授業」、そして4班は、「小鯖地区の自然」です。

YCAMのホワイエ(広いロビー) に放送局のスタジオそのもののような特設スタジオを設置して、YCAMで一番広い会場の舞台と中継でつなぎました。
中継では、緊張しながらも、アナウンサー役、ディレクター役、カメラマン役など子どもたちがしっかりと役割を果たしました。
山口放送の技術や制作の方のサポートもありましたが、呼吸がよく合っていました。

自分たちが企画、構成を練って取材し、編集した「小鯖のいいとこ」を自信を持って伝えたことで、全国大会に集まってくださった加盟局の社長、地元の方々、会場のあちこちから感嘆の声が上がりました。

小学生にとっては、大きなイベントとなりましたが、自分たちの作った作品をたくさんの大人たちに見てもらったという経験は、テレビの不思議を発見し、更に発信するという体験につながったことと思います。