西日本放送(平成28年度)

学校決定の経緯

今回で4回目のメディアリテラシーへの取り組みです。高松市役所学校教育課に学校選定を依頼したところ、香川県小学校教育研究会のメディア教育部会長を務める古高松南小学校の武智校長より「是非、挑戦させてほしい。」との連絡がありました。ただ、古高松南小学校は6年団108人という児童数。前回の89人を上回る数に戸惑いましたが、昨年の校長がおっしゃった「児童数が多ければ多いなりにやりようがあるはず。」という言葉を思い出しました。

これまでの経験を基に今回は、「大人数の学校でも取り組めるモデルケースを作れるかもしれない。」さらに「これまでと違う試みをしてみたい。」と考え、取り組むことにしました。私達にとっても、まさに「新たな挑戦」となりました。

授業を終えて

一番感心したことは、子どもたちが、地域の良いところを引き出して伝えようという「熱意」にあふれていたことです。各施設や働く人たちのことを十分リサーチしていたこと、「ニュース風」「演劇風」など創意工夫を凝らして表現しようとしていたこと、児童の一致団結ぶりは、目を見張るものがありました。番組づくりに年齢は関係なく、むしろ若い皆さんの方が、柔らかく新しい感性にあふれていたと思います。

これまで見るだけだったテレビというものを身近に感じるだけでなく、番組が、誰によって、どのような経緯で、また意図でつくられたかということも感じ取ってもらえたことは子どもたちにとって大変、有意義なものになったと思います。全員で楽しそうに取り組んでいた姿がすごく印象に残っています。

実際に自分たちの手で撮影・編集をする機会は良い経験になったのではないでしょうか。これから中学高校になって苦しいこともありますが一生懸命やればいい結果がついてくるということも、経験できたのではないでしょうか。
今回の経験をもとに、テレビやカメラの仕事についてくれる人が増えたらうれしいなと思います。