#76 新潟発!おいしい米粉の物語

2012年12月2日(日)(テレビ朝日 放送) 新潟放送制作  協力 文部科学省

米どころ新潟県胎内市は全国初の米粉専用工場を作り、コシヒカリの「米粉」を生産してきました。「米粉発祥の地」として飲食店などと協力しながら米粉を使ったオリジナル料理を開発したり、子ども達にも米粉料理に親しんでもらうため給食で積極的に米粉メニューを取り入れるなど、米粉をいかした街づくり・町おこしをしてその魅力を全国へ発信しています。

胎内米粉オリジナルメニューの「べえべえ(地場の野菜などを巻いて食べる米粉クレープ)」や、米粉を使った生チョコレートなど独特の食感で評判の料理・お菓子、家庭で作れるアイディアメニューなどを作る工程から紹介します。
米粉需要の増加を受けて、休耕田の一部が「新規需要米 作付け田」として、復活し始めています。米粉の生産量は平成20年からの3年間でおよそ45倍にまでなっています。市、飲食店、一般家庭、生産者。、米粉の力で地域が元気を取り戻してきています。「米どころ新潟が米粉どころ新潟へ」。「米粉の聖地」を目指して、地域再生のおいしい物語に学びます。


◇ディレクター:佐藤 秀(新潟放送)◇
米粉と聞いて最初に思い浮かべたのは「白玉団子」。もっちりした、あの塊。
米粉からパスタや生チョコができると聞いても団子のイメージが頭から離れませんでしたが「米粉の故郷・胎内市」に行って実際に味わってみて、そのおいしさに驚き「この驚きと、バラエティあふれる米粉メニューを紹介したい。」という強い思いが番組を作るきっかけとなりました。
さらに「胎内市に行かないと食べられない」ものだけではなく、日本全国どこの家でも味わえるような米粉を使った家庭料理も紹介できれば、きっと米粉に興味をもってもらえるはず、と考えました。そう、「番組を通じて米粉ファンを増やそう」。それが番組全編を流れるコンセプトでした。
もっちりとした食感や、どんな料理にでもいかせる万能性。
普段使っている小麦粉を米粉に替えただけでも、その簡単さとおいしさに驚かれるでしょう。揚げても油っぽくなくサクサクで、煮込めば濃厚な味わいとトロみ。家庭できるレシピを紹介してもらった榎本さんのお宅で、撮影後にいただいた「鶏の米粉揚げ」「米粉クリームシチュー」はまさにそんな2品でした。米粉料理に挑戦したい、という方がいらっしゃったら是非お試しいただきたいと思います。
そして取材で印象的な出来事がもう一つ。パスタ製造の小国製麺・杉村さんの「米粉の商品を作るようになって、休耕田だった工場の周辺に稲穂が戻ってきたんですよ。それを見て、農家の方と一緒にものづくりをしているんだなぁと実感しました。」という言葉。米粉ニーズの高まりと共に、転作用の作物として米粉によって田んぼに再び命が吹き込まれました。
~米粉が生まれた裏側に生産者と加工業者の喜びがあるということ、米どころ新潟県に米粉の故郷・胎内市があるということ。米粉フードを食べる機会にそんなことを思い浮かべてもらえたとしたら、ディレクターとして最高の喜びです。




◆番組でご紹介した情報◆

■胎内市役所
【住所】 〒959-2693 新潟県胎内市新和町2番10号
【電話】 0254-43-6111(代表電話)
【電話】 0254-43-6112(観光事業)
【FAX】 0254-43-5502(総務課)

※観光案内に関するお問合せは、0254-47-2723(胎内市観光協会)までお願いします。

■小国製麺
【住所】 新潟県胎内市近江新115
【電話】 0254-47-2121
※パスタ「エチゴッティ」各種 新潟県内希望小売価格¥398

■新潟製粉
【住所】 新潟県胎内市清水9-152
【電話】 0254-47-3510

■中条グランドホテル
【電話】 0254-43-6060
【定休日】 日・月曜
べえべえランチ¥600

■美月堂(みげつどう)
【住所】 新潟県胎内市東本町22-52
【電話】 0254-43-6363
【営業時間】 9時~19時 【定休日】 火曜
「かりんとう饅頭」1個¥90

■ロイヤル胎内パークホテル
【電話】 0254-48-2211
【営業時間】 7:30~21:00
「ショコラ胎内」6個入り¥580

ご意見・ご感想

皆さまからのご意見・ご感想をお待ちしております。
お寄せいただいたコメントにはすべて目を通しておりますが、必ずしも掲載されるものではございませんのでご了承ください。
なお、企画提案、商品宣伝、イベント告知等に関する投稿は固くお断り申し上げます。

※ 記入欄に、お住まい(都道府県)もご記入いただければ幸いです(任意)