#53 "おさがり"で地域をつなぐ~母の力で切り開く学生服リユース店~

2016年7月24日(日)(テレビ朝日放送) 西日本放送制作  協力 文部科学省/独立行政法人 中小企業基盤整備機構

5年前香川県高松市に全国的にも例の無かった学生服リユースショップ「さくらや」はオープンしました。手掛けたのは3人の子どもを持つシングルマザー馬場加奈子さん(44)。
すぐに小さくなる我が子の制服の買い替えに苦労したのがきっかけでした。

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しかし、学生服のリユースショップには大きなハードルがありました。学校ごとに細かく違う制服の種類や着方のルールを把握するのが至難の技だったのです。それゆえ既存のリサイクル業者も手を出せなかった学生服のリユース業。そこに馬場さんは、母親たちの「困った」を解決したい一心で挑んでいきます。

そしてもう1つ。さくらやビジネスの誕生に欠かせないのが、馬場家の3人の子どもたちです。馬場さんの子どもたちへの思いが、さくらやスタイルとも言える独自の働き方、ビジネスを生み出していったのです。

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「母親たちの困ったを解決したい」「自らの子育ても大切にしたい」「できれば地域の人にも幸せになってほしい」-そんな普通の母親の自然な思いを何ひとつあきらめることなく貫いたビジネスは、母親たちの共感を集め、新たなつながりを生み、地域をちょっとシアワセにして行く―そんな物語です。

編集後記

ディレクター:有信 由美子(株式会社アクシス)

当初私は“女性経営者の成功物語”といったイメージで取材を始めていました。

転機は何気なく訪ねた馬場家の夕食時でした。
並んだ煮魚やスープの何ともおいしそうだったこと、食卓を囲む馬場さんと長女明日香さん長男音生くんのやりとりがとてもほほえましかったこと、
その後訪ねた次女さくらさんの打ち明け話にぐっときたりしていうるうちにどんどん気持ちが変わり―今回の“親子の物語”となりました。

「子どもってこんなにお母さんとしゃべりたいんだって思った時に私は『独立起業したら絶対子どもと関われる時間を持とう』って決めました」
ご自身のこの言葉を自ら立ち上げたビジネスで軽やかに実現した馬場さんに心から拍手を贈りたいと思います。

さくらやビジネスはその商い自体も画期的ですが、これまで多くの女性たちがあきらめてきたであろう、仕事も子育ても地域も大切にする働き方を、自ら創業することで可能にしてしまったという意味でも希望にあふれています。
“おさがり”の店は、何も犠牲にしない働き方、そして地域に新たなつながりを生み出しますが、この番組を見た方の中に、あすへのパワー、希望が生まれることを心より祈っています。

番組情報

◆学生服リユースショップさくらや 高松店
【住 所】香川県高松市上之町3-10-22
【電 話】087-887-6646
【営業日時】月水金土(祝日以外)10:00~15:00
【H P】http://www.seifuku-sakuraya.com/

◆学生服リユースショップさくらや 海老名店
【住 所】神奈川県海老名市中河内1234-3
【電 話】046-206-4033
【営業日時】月火水金土(祝日以外)10:00~15:00

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