#201 甘くてシャキシャキ!山形セルリー~異業種から農家へ!若者たちの夢~

2019年12月14日(土)(テレビ朝日 放送) 山形放送制作 協力/文部科学省 総務省 中小機構 JAグループ


山形県山形市の市街地近郊に約70棟のセロリ栽培ハウスが並んでいます。生産しているのは、前職が金融機関や建築業、ラーメン店従業員など、異業種から転職した若手農家たち。山形市で栽培するセロリは「山形セルリー」と呼ばれ、自家採種した種を、栄養素をたっぷり含んだ土で愛情を注いで育てられます。かじればシャキッ!そのみずみずしさは、自ら「日本で一番セロリを使う料理人」と名乗り、世界を舞台に活躍する奥田政行シェフも絶賛する品質です。


そんな山形セルリー生みの親は会田和夫さん(71)。50年前、近所の農家仲間と栽培を始めると、気候が生育に適していたこともあり、品質の良さが評判となり生産量は年々増加、1997年には組合の売り上げが1億円を突破します。しかし、農業離れや高齢化から後継者不足が深刻な問題に。そんな中、2014年に「山形セルリーを未来へ」を合言葉にJA山形市が、新規就農者育成の研修制度をスタートさせました。現在、生産者21人のうち3割が異業種からの転職者で、ハウスを1棟年間約10万円で借り受け栽培しています。


番組は2児のパパで脱サラしてこの道に飛び込んだ就農2年目の佐藤仁紀さん(36)や、農業に憧れ東京から移住した元・ラーメン店従業員の松井弘幸さん(34)などの新規就農者に密着。害虫やウィルスに弱く、野菜の中で特に栽培が難しいといわれるセルリーに挑む若者たちの奮闘ぶりと、特産野菜を全国に広め、未来へつなげる地域の取り組みを描きます。

編集後記

ディレクター:奥山剛(山形放送)

山形セルリー生みの親・会田和夫さんを訪ねた際、まず、会田さんが育てたセルリーをいただきました。一口かじって…驚きました!とっても甘いんです!若手農家の皆さんも口々に話します。「会田さんのセルリーに驚き、この道へ踏み出そうと決意した」と。

今回取材して一番感じたことは“セルリー農家みなさん生き生き仕事をしている”羨ましく感じました。セルリーは野菜の中でも特に栽培が難しいといわれる作物。病気や害虫の被害に悩まされながらも、「次こそいいセルリーを!」と意気込む表情がとても印象的でした。

山形県山形市の市街地近郊に約70棟のセロリ栽培ハウスが並んでいます。生産しているのは、前職が金融機関や建築業、ラーメン店従業員など、異業種からの転職組。「自然と向き合うことが好き」「自分の仕事が目に見えて感じられる」などの理由から農業にあこがれてこの世界に飛び込んできました。JA山形市がすすめる「新規就農者育成の研修制度」は、半世紀かけて作り上げた山形セルリーの栽培技術を若者に伝授。若手農家は栽培ハウスを1棟年間約10万円で借り受け栽培するシステム。これは、後継者不足を抱える地方農業と、農業を志す若者とを繋ぐ、これからの農業の形を予感させてくれました。

しかし、若者たちの夢はまだ道半ば。産地の未来のため…愛する家族のため!稼ぐ農業を目指して奮闘する彼らにこれからも注目したいと思います。

番組情報

◆JA山形市
【ホームページ】http://www.jayamagatashi.or.jp/

ご意見・ご感想

皆さまからのご意見・ご感想をお待ちしております。お寄せ頂いたコメントには全て目を通しておりますが、必ずしも掲載されるものではございませんのでご了承ください。
※記入欄に、性別・年齢・お住まい(都道府県)もあわせてご記入ください(任意)。