信越放送(平成27年度)

ふるさとの魅力を「おやき」で発信  【小川村立小川小学校】

今回ともに学んだのは小川村立小川小学校の5年生です。美しい自然に恵まれた小川村の自慢は、ふるさとの味「おやき」。23名の児童は2班に分かれ、野菜(野沢菜など)を煮たものなどを小麦粉の皮で包み込んだ信州の代表的な郷土食をテーマに、番組作りに挑戦しました。

取材は1月中旬に地域の農産物加工品などを販売する大洞地場産センターで実施。冬季は3月まで休業ですが、この日はスタッフの方々が「子どもたちのために」と特別に店を開け、取材に協力していただきました。

およそ3時間にわたる取材でしたが、撮影担当の子どもが夢中になるあまり「腕が疲れた」とこぼすほど、集中していました。

また、取材から編集までの19日間、子どもたちは毎日1~2時間ずつ、学校のノートパソコンでプレビューして構成を練り上げ、1作品で40枚にも及ぶ紙芝居形式の絵コンテをつくりあげました。

構成がしっかりしていたため局での編集作業はスムースで、両班とも2時間で約4分間の全シーンをつなぎきることができました。完成した2つの作品は、導入部に芝居を取り入れたり、いわゆる「食レポ」を入れて生き生きと表現したりと、レベルが高い仕上がりだったと思います。

当初戸惑いながらも、半年の授業で回を重ねるごとに夢中になっていったこどもたち。初めてお互いの作品を見た時の子どもたちの真剣なまなざし、保護者に発表したときの自信に満ちた表情はとても印象的でした。
苦労を重ねながらも「面白かった」と答えてくれたことが、私たちの一番の喜びでした。