其の2 いのちを歌う~涙の学校ライブ~

2008年04月26日(土)(テレビ朝日OA) テレビ朝日制作

シンガーソングライター、大野靖之さん(26歳)。彼の活動の場は、主に全国の学校です。2年間で300校近くの小学校、中学校、高校に呼ばれ、生徒達の前で、ライブを行ってきました。彼の歌を聞き、10代の多感な子供たちが涙を流すのです。そんな大野さんの歌の秘密は彼の生い立ちにありました。高校生の時に、乳がんを患った母親を亡くした大野さん。親孝行できなかった後悔を胸に、彼は、「命の尊さ」「家族の大切さ」をテーマに曲を作り、路上などで歌うようになりました。様々な挫折、葛藤、苦悶の中から生まれた大野さんの歌は、いつしか学校関係者の間で話題となり。全国の学校から声が掛かるようになったのです。ある教師は言います。「教師が何回言っても伝わらない命の尊さが、大野さんのライブ1回で子供達に響く」と。そんな大野靖之さんの人生、そして、歌を通じての子供達との心の交流を紹介します。



◆見なさい!母さんはがんなんだよ!◆
そのショッキングな言葉に込められた母の愛。大野靖之さんは、そんな母への思いを歌い続けてきました。
◆あなたの歌を子どもたちに聴かせたい◆
学校ライブを通して、大野さんの歌は子供たちに感動を与え、彼自身もまた成長していきました。

◆いい歌だって書いてあったら 俺 ダメになっちゃうね◆
そして亡くなった母の手帳を初めて見た彼は、厳しくも深い母の愛情を改めて知りました。
命、家族、夢、普段口にすると照れくさいことでも、彼の歌はストレートに胸に響いてきます。
◆夢…歌い続けること◆
これからも依頼がある限り、学校ライブは続けていくと言う大野さん。そんな彼を、私はこれからも応援していきたいと思います。

◇ナビゲーター:岡田洋子(テレビ朝日アナウンサー)◇


◇ディレクター:渡部露子◇
密着取材を開始する前は、正直、26歳で「歌う道徳講師」と呼ばれる大野さんを、
押し付けがましくなく、どう描くか考えました。大野さんに会う中で、彼自身の、
過去の出来事を胸に現在も悩み傷つき、喜び、夢に向かって突き進んでいく26歳の素直な等身大の青年としての姿がとても魅力的だと、私自身も感じ、そこが、子ども達が共感するベースにあると思いました。彼自身が魅力的だからこそ、彼の歌に耳を傾け涙を流すのだと。
それゆえに、リアルな大野さんの喜怒哀楽を撮影する事に最大のポイントをおきました。
取材カメラが入っている中で、様々な体験を通して、彼が気付き、迷い、発見したりしながら成長していくリアルな表情やONを、短い密着取材ではありましたが、捉えたいと思っていました。なかなか難しかったですが、大野さんの26歳の青年の部分、その人柄を少しでも、画面から感じとってもらえたら、と思っています。

大野靖之
ブログ:ココロのノート
TEL:03-3760-1115~6所属レコード会社  U-CAN  Entertainment
CD  1stシングル「心のノート」(2005年7月発売)
2ndシングル「陽だまり. / 頑張れなんて言えないよ」(2007年10月発売)
1stアルバム「僕が今 出来ること」(2008年3月26日発売)
※今後のライブ予定等の情報は、所属事務所オフィスコットンのHPに公開されます。

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