其の16 ふるさとは男鹿 鬼の太鼓

2008年08月16日(土)(テレビ朝日OA) 秋田放送制作

秋田県男鹿市の伝統行事「なまはげ」。そのイメージと、男鹿の海の荒々しさを盛り込んだ新たな文化、それが「なまはげ太鼓」です。今では、県内外はもちろん、海外でも披露されるようになりました。その団体の一つ、「なまはげ郷神楽」が近年注目を集めています。代表を務めるのは、男鹿で生まれ育った小林義隆さん・31歳。地域の風土や伝承を、作曲の時点で取り入れるのが、その特徴です。
普段は、農業を営む小林さん。しかし、今では、毎日のように公演が入るのが現状です。2004年には、ソウルで開かれたドラム・フェスティバルに、日本代表として参加。なまはげ郷神楽は、最も人気を集めた団体に贈られる、「ザ・ベスト・ポピュラー賞」を受賞しました。サークル的な活動から、男鹿で最も著名なアーティストに。発足から6年、彼らを取り巻く環境は大きく変わりつつあります。

男鹿市の人口は、ここ5年間でおよそ3000人減少しています。しかし、親から子、子から孫へ。地域を思う気持ちは、確実に受け継がれています。
◆ここでしかできないことが、ここでできるのは幸せ◆
男鹿に元気を与えたいという、ふれあいライブもその表れ。去年は週に2回程度の出演だったのですが、
◆若者がやらなければいけない範囲が広くなっていると思う◆
人気の高まりとともに、彼らの出番は増えていきました。農業と太鼓。
2つの生活の中、
◆地元それぞれでやっているというところを大事にしたい◆

小林さんと父・富義さんは、なまはげという伝統を通じて、しっかりと結びついています。
◆夢…夢は息子・義昌くんとの親子なまはげ太鼓◆
現在の夢は、息子・義昌くんとの太鼓の競演。いつの日か、二人そろって男鹿を沸かせる日がやってくるでしょう。
◇ナビゲーター:物袋(もって)綾子(ABS秋田放送アナウンサー)◇

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