其の61 “真夏の雪”に夢紡ぐ~「限界集落」の活路を求めて~

2009年9月5日(土)(テレビ朝日OA) 山形放送制作

2000m超の山々が連なる飯豊連峰のふもとに山形県飯豊町中津川地区があります。豪雪地として災害にもあい、ダムの建設で多くの住民がよそへと移りました。現在の人口は400人足らずで、65歳以上が50%以上を占める「限界集落」です。再びたくさんの人に地域の良さを知ってほしい、そうすれば訪れる人も増えて、将来的に住みたいと思う人も少しずつ増えるかもしれない。そう願い地域の若者が中心となり、様々なイベントを企画しました。中でも目玉は“真夏の雪まつり” 「SNOWえっぐフェスティバル」です。昔から農産物などを自然の雪室(ゆきむろ)で保存する知恵を活かし、地区内に巨大な雪室(約3000トン貯蔵)を設置、夏祭りに雪を公園へ敷き詰めて様々なアトラクションを作ります。自然に抱かれた中津川に、再び多くの歓声と子供たちの笑い声がこだまします。



◇ディレクター:渡辺秀司◇
初めてなのに何故かほっとする。これが最初に中津川地区を訪れた時の印象です。どこか懐かしく思える風景と人々の優しさ、中津川には、私達が忘れかけていたものがありました。しかし、そこには、65歳以上が集落の半数以上を占める「限界集落」の現実があったのです。ダムの建設や3メートルを越す雪を理由に地域を離れる住民たち。それでも決してあきらめることなく、町おこしに取り組んできたのが大友雅彦さんを中心とし実行委員のメンバーでした。そして、知恵を出し合った結果、厄介ものの雪を「天からの贈り物」ととらえた“逆転の発想”が生まれたのです。過疎、少子高齢化の現実は、交流人口が増えただけで解決できるものではないかもしれませんが、しっかりと現実を見据えながら、可能性のある限り活路を求め続ける住民の姿に新たな可能性が見えました。大友さん達実実行委員の思いがその次の世代に受け継がれていけば、中津川地区の未来は拓ける、そう感じました。



山形県内でも、有数の豪雪地帯として知られる中津川地区の住民にとって雪は厄介者でしかありませんでした。しかし、地域の若者が知恵を出し合った結果、
◆厄介ものを“天からの贈りもの”に◆

雪を天からの贈りものととらえた逆転の発想が生まれました。
◆村離れの現実と向き合う◆
過疎・少子高齢化の現実は、交流人口が増えただけで解決できるものではないかもしれません。
◆あきらめずに行動する◆
それでも決してあきらめずに、地域が一つになって行動したことが
フェスティバルの成功に結びつき、改めてふるさとの良さを再認識できたのではないでしょうか。
◆ここだけにしかない良さを伝えたい◆
来年は20回目の記念の年。どんなサプライズが待っているのか、期待しましょう。

大友雅彦さん SNOWえっぐフェスティバル実行委員会委員長
伊藤清一さん 中津川むらづくり協議会事務局
参考HP: 飯豊町観光協会

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