其の63 ホイルチェアーでどこまでも~17歳・大学への道~

2009年9月19日(土)(テレビ朝日OA) テレビ朝日制作

滋賀県に住む高校3年生の森山慶一くん(17歳)は、脳性まひの障害を持ちながらも発明が大好きです。将来は、物作りに関わる仕事に就きたいと考え、大学の理工学部への進学を目指しています。中学生の時から養護学校の小倉義昭先生(43歳)と漫才コンビ「ホイルチェア(車椅子)」を組み、漫才をするなど明るい慶一くんですが、第一志望の大学から願書提出の直前に「障害があるので志望学科を変更して欲しい」と連絡が入り落ち込みます。しかし慶一くんは「受け入れてくれる場所で希望を必ず見つけよう」と自分を信じ、志望学科を変更して合格を果たします。ちょうどその頃、「ホイルチェア」にプロの漫才師のイベントで前座をして欲しいという依頼が舞い込み、慶一くんは小倉先生と高校生活最後の思い出の舞台に挑みます。「社会の中で生きていきたい」という自立への強い願いを持ち、大学入学後、一人暮らしをしながら奮闘する慶一くんの人間力に迫ります。



◇ディレクター:陣内紀恵◇
慶一くんと出会ってから3年間、あどけなさが残る少年が青年へと成長する姿を、カメラで追い続けてきました。養護学校の移転に伴う別れや、大学受験への挑戦、その中で続けてきた小倉先生との漫才・・・時に予想を超えるシーンに出会い、胸が震えることは一度二度ではありませんでした。撮影した275本、のべ183時間にのぼる取材テープは、自分の可能性を模索する慶一くんと周りの人々との心の交流、そして、繰り返される他愛のない日常が降り積もり、確固とした未来を築いていく物語の記録でもありました。そこに水脈のように流れていたのは、自分を信じて生きてゆく力であり、必死で生きるどんな人の中にも存在する、人生のきらめきでした。だからこそ、慶一くんの明るい未来を確信し、いつかまた、慶一くんが就職活動をして大学を卒業し、社会へと羽ばたくころに、カメラを持って会いに行けたら、と密かに楽しみにしています。最後に、慶一くんとご両親、長期間にわたり取材にご協力いただいた滋賀県立八幡養護学校および野洲養護学校の、小倉先生をはじめとするすべての関係者の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。



慶一君は目の前の目標に向かって、一つ一つ課題を乗り越えてきました。
そんな慶一君をたくさんの人が支えてきました。
◆『生きてゆく力』を信じて、未来を切りひらく◆
困難にぶつかった時、慶一君から感じたのは
自分の中にある『生きてゆく力』を信じて未来を切り開く、強さでした。そのひたむきに頑張る強さで、未来への扉を一つ一つ開けていくのです。
慶一君の将来の夢は、話さなくても考えた言葉が伝わる様な、
脳を翻訳する機械を発明すること。
「人の役に立つ道具を作りたい」という強い願いを胸に、慶一くんはこれからも
前に進んで行きます。

森山慶一くん 龍谷大学理工学部情報メディア学科 在学中
小倉義昭先生 滋賀県立野洲養護学校 教諭龍谷大学(瀬田キャンパス)
〒520-2123
滋賀県大津市瀬田大江町横谷1-5
TEL: 077-543-5111(代表)

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