#43 豪雪に耐えた母ちゃんの知恵!雪納豆と凍み大根

2012年4月8日(日)(テレビ朝日 放送) IBC岩手放送制作                            協力 文部科学省

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岩手県の西部、奥羽山脈の山懐に位置する西和賀町(にしわがまち)は、多い時には積雪2メートルを超える豪雪地帯。この地に伝わる伝統食が、「雪納豆」と「凍(し)み大根」です。香り高く味わい深い雪納豆は、この地で冬にしか味わえない幻の納豆。旨みたっぷり、煮物にぴったりの凍み大根は、長期保存OKの天然フリーズドライです。

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実は、これらは冷たい雪と風がつくりだす、究極のスローフード。雪納豆は仕込みから完成まで4日、凍み大根は2ヶ月ほどかかります。なかなか見ることができない独特な作り方を、西和賀の母ちゃん達に特別に見せてもらいます。
降りしきる雪も、冷たい風も何のその。スコップ片手の力仕事、根気のいる手作業を、元気にこなす母ちゃん達。できあがったときの、子供のような笑顔!雪納豆と凍み大根には、一年中家族全員が健康に食べ続けられるようにという、母ちゃん達の愛情が詰まっているのです。家族への愛が生んだ保存と加工の知恵。雪納豆と凍み大根に秘められた、雪国の長寿と健康に学びを見つめます。


◇ディレクター:千葉 貴秋(IBC岩手放送)◇

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西和賀町の人たちが、「今年は昔みたいな冬だなぁ〜」「いつもより寒いな!」「小さい頃に体験した雪の量だ」などと取材中に話していました。そして、皆さん会話の最後に「大変な時の取材だなぁ」「これから盛岡まで帰るんだろう。帰り道、気をつけでな」、はたまた「きょうは無理しないで泊まっていきな」…と、外の寒さとは対照的な、温か~い言葉をかけてくれました。そんな西和賀にも、4月に入ってようやく春の香りがしてきています。雪解けから顔を出す「わらび」「うど」「たらの芽」等の山菜たち。冬の主役の「納豆汁の素」は4月半ばで降板しますが、今度は山の恵みの山菜がステージに登ります。西和賀は温泉も豊富です。ぜひドライブを兼ねて「西和賀の食」を味わいに来てください!

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◆番組でご紹介した情報◆

■株式会社西和賀産業公社 (納豆汁の素の販売)
【住所】岩手県和賀郡西和賀町川尻40-73-11
【電話】0197-82-2211 【FAX】0197-82-2203
【HP】ホームページ

■レストハウスゆのさわ (納豆汁定食の提供)

【住所】岩手県和賀郡西和賀町湯之沢35地割207
【電話・FAX】0197-82-2900

※「納豆汁の素」の販売、納豆汁定食は、4月中旬までです。

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