#83 世界遺産 五箇山の食と暮らし~前編~

2013年1月27日(日)(テレビ朝日 放送) 北日本放送制作  協力 文部科学省

ナンバコロガシ、クキ、カッチリ・・・。名前にも現れている通り、世界遺産の五箇山に住む人たちは、独特の食文化や暮らしを今も大切に受け継いでいます。
5つの深い谷によって地区が分けられていたことがその名の由来になっている五箇山は、かつては「陸の孤島」と言われ、その中で人々は、互いに助け合いながら何代にも渡って生活し豊かな自然の恩恵を頼りに生きてきました。
今回は、2週に渡り四季折々に姿を変える自然豊かな五箇山の美しさや生活と食の文化に迫ります。


◇ディレクター:中水 康之(北日本放送)◇
のどかな田園風景やひっそりと寄り添うように建つ茅葺き屋根の合掌造り家屋。「日本昔ばなし」さながらの世界が、富山県の南西部に位置する五箇山地方には、今でも残されています。
五箇山は、1995年にお隣岐阜県の白川郷と共にユネスコの世界文化遺産に登録されて以来、多くの観光客が訪れるようになりました。合掌造りの優れた建築美は勿論、田畑やあぜ道、石垣など、「昔ながらの景観が維持されていること=世界遺産」と思われがちですが、景観だけではなく、この地に脈々と受け継がれてきた食や暮らしの文化を含めた「五箇山の生活そのもの=世界遺産」だということに、今一度注目していただきたいと考えています。
前後編に分けた今回の五箇山シリーズ。前編の柱は、日本有数の豪雪地でもある五箇山に昔から伝わる越冬食・保存の食文化です。
五箇山で受け継がれている漬物の代表格といえば「クキ」です。しゃくし菜と呼ばれる野菜の塩漬けで、一冬中この漬物をいただくための工夫として様々な料理法が伝承されており、中でも酒粕仕立ての粕汁は、五箇山の人たちが愛してやまない故郷の味です。
また、最近は、観光客にも人気になっている「栃餅」をつくるには、栃の実を囲炉裏の灰につけ、2週間以上もかけてアク抜きをしなければなりません。舌が痺れる程、独特の苦味を持つ栃の実を良く食べようと思ったなと…。どの料理からも手間を惜しまない、自然のものを何でも大切にし、美味しくいただく先人の知恵を感じながら取材させていただきました。
昔から伝わる技や知恵を大切にし、時代が進んでも大きく生活スタイルを変えることなく暮らしている世界遺産・五箇山の皆さん。雪深く厳しい自然と共に生活してきたからこそ生まれた知恵や食文化を、富山県の五箇山が世界に誇る四季折々の美しさと一緒に楽しんでもらえるような番組を目指して制作させていただきました。

◆番組でご紹介した情報◆

■五箇山総合案内所
【電話】(0763)66-2468
【HP】 ホームページ

■世界遺産相倉合掌作り集落保存財団
【電話】(0763)66-2123
【HP】 ホームページ

■菅沼世界遺産保存組合
【電話】(0763)67-3008
【HP】 ホームページ

■国指定重要文化財・岩瀬家
【電話】 (0763)67-3338
【HP】 ホームページ

■合掌造りの食処・吾郎平
【電話】 (0763)67-3502
【HP】 ホームページ

■合掌のお宿・庄七
【電話】 (0763)66-2206
【HP】 ホームページ

■民宿・勇助
【電話】 (0763)66-2555
【HP】ホームページ

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