#22 日本一の青森にんにく!28歳のチャレンジに学ぶ

2013年10月6日(日)(テレビ朝日 放送) 青森放送制作  協力 文部科学省

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豊かな自然に恵まれた青森県は、スタミナ食材の代表でもあるにんにくの生産量が日本一です(国内シェア70%)。にんにくの町、田子町には285軒の農家がにんにくを生産しています。種子農園の種子宏典さん(28歳)はにんにく農家の三代目。田子町で一番若い生産者です。大学に進学し法律を学びましたが、5年前帰郷し、にんにく農家を継ぎました。

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種子さんは化学肥料や農薬に出来るだけ頼らず、植物の本来持っている力を引き出すため、ワラの堆肥や自家製の肥料で土作りをしたり、にんにくに珊瑚を散布したりと、様々な工夫をしています。
種子さんは昨年から、月に一度、船橋のららぽーとで開催される「セレクト野菜マーケット」に出店するようになりました。中央の消費者のニーズに敏感であることも、これからの農業には必要だと言います。

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今年、種子さんは珍しい「芽にんにく」の栽培を始めました。そしてこの「芽にんにく」を持って、仙台の中華料理店を訪ねます。番組では若手にんにく生産者を追い、そのこだわりと思いを伝えます。

編集後記

ディレクター:小山田文泰

 みなさんは、スーパーなどに出回っているにんにくは、実は乾燥処理が施されているものだとご存知でしたでしょうか?あまり考えてもみないこの事実。とれたての生にんにくは皮をむくと真っ白で、とってもみずみずしいんです。
そのにんにくも、熟成させると抗酸化作用がアップした「黒にんにく」に大変身!これは皮をむいてそのまま食べられるので、とってもお手軽な健康食品。匂いがあまり残らないのも人気の要因のひとつ。
一言で「にんにく」と言っても、真っ白な「生にんにく」や真っ黒な「熟成黒にんにく」があったり、はたまた水耕栽培で作る「葉にんにく」なるものがあったりと、バリエーションが豊富なんです。
今回は、そのにんにくを作る若い生産者にスポットを当てて番組を作らせていただきました。
畑に行ってみると、こだわりがいっぱい!ひと冬かけて作る自家製の肥料に、にがりや珊瑚の散布。番組では紹介していませんが、秋に植えるにんにくの種も、3年かけて選抜を繰り返したものを使っています。
「青森産にんにくは外国産に比べて値段が高いので手が出しにくい」とおっしゃる方も納得していただけるのでは。スーパーで見かけたら、是非一度、青森県産にんにくを料理に使ってみてください。

番組情報

◇種子にんにく農園
【住所】青森県三戸郡田子町田子字野々上2-1
【電話】0179-32-3390
【HP】http://tanekoninniku.web.fc2.com/

◇田子町ガーリックセンター
【電話】0179-32-3165
【HP】http://www.garlicenter.com/

◇TAKKO商事
【電話】0179-32-4635
【HP】http://www.takko-shoji.jp/

◇伊達餃子楼
【電話】022-247-2122

◇ワテラス旬菜料理教室の講師
料理家 山本ちかこ
【HP】http://www.ddbistro.com

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