#27 受け継がれる伝統の川漁 ~四万十川に学ぶ~

2013年11月10日(日)(テレビ朝日 放送) 高知放送制作  協力 文部科学省

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高知県西部を流れる四万十川は全長196キロで、日本一の清流とも呼ばれています。流域には、かつて多くの川漁師がいましたが、高齢化や後継者不足から、いまでは川漁を行う人は減ってきています。
そんな中、2年前に四万十川が流れる四万十市に移住してきたのが黒澤雄一郎さん(43歳)です。
埼玉県出身の黒澤さんは、もともと釣りや猟が趣味で、専業の川漁師になるため、憧れの四万十川に家族3人でやってきました。

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黒澤さんは、地元のベテラン漁師・一藤貞男さん(71歳)に教わりながら、コロバシと呼ばれる漁具を使った伝統漁法などで、四万十川の天然ウナギや、川エビ、ツガニと呼ばれるモクズガニの漁に励みます。自然を相手にする川漁師という職業で生計を立てることは、そう簡単なことではありませんが、黒澤さんはこの夏、新たにアユの投網漁にも挑戦しました。

番組では、四万十川の旬の恵みを使った料理を紹介するとともに、黒澤さんや一藤さんの想いを通して、雄大な四万十川で培われてきた伝統の技術や川漁の知識を学びます。

編集後記

野口賢明D

「コロバシ」、「石ぐろ」、「火振り」、全国的には中々聞きなれない言葉かもしれませんが、これらは、高知県の四万十川で行われている川漁の呼び名です。日本最後の清流と呼ばれる四万十川では、こうした昔から受け継がれている様々な漁法があり、今でも、地域の川漁師さんによって受け継がれています。今回、主人公として紹介した黒澤雄一郎さんは、四万十川に憧れて、2年前に埼玉県から家族3人で高知県に移住し、一人前の川漁師を目指して、毎日、漁に励んでいます。もともと調理師だった黒澤さんは子どもの頃から釣りが趣味で、四万十川の川漁師になるには、よほどの決意があったのではと思います。東日本大震災による福島第一原発の事故が、高知県に移住する大きなきっかけとなったということですが、専業の川漁師として生計をたてていくのは並大抵のことではありません。それでも、自然との駆け引きの中で、ウナギや川エビ、ツガニなど、自分で獲物を獲った時の喜びは何物にも変えがたいと話します。しかし、環境の変化などから、四万十川での漁獲量が減ってきているのも事実です。また高齢化や後継者不足から専業の川漁師がほとんどいなくなる中、黒澤さんが、ベテラン川漁師に教わりながら、様々な漁に挑戦する姿を通して、伝統の川漁の技や、四万十の幸の魅力を知ってもらえれば幸いです。

番組情報

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◇天然うなぎ・川漁師の店「四万十屋」
【住所】高知県四万十市山路2494-1
【電話】0880-36-2828

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