西日本放送(平成26年度)

自分達の住む地域の魅力を「伝えたい」

高松市立鬼無小学校6年団37人が作る番組のテーマは「発見!美しい鬼無」。自分達の住む地域の魅力を3分番組にまとめます。
6班に分かれて決めた題材は、桃太郎伝説、稚児桜、盆栽、勝賀山、古墳。そして、ニュース、中継、情報バラエティー、クイズなど、各班全く違う番組です。

1回目の授業では、記者・カメラマン・アナウンサーが原稿の書き方、撮影やリポートのポイントなどを指導。夏休みに下調べ・取材をして、絵コンテと原稿を作成してもらいました。

ところが、「絵コンテがどうしても仕上がらない」と先生から連絡を受け、急遽、予定になかった授業を行ない、細かくアドバイス。子供達は不安や心配が勝るなか、ようやく3回目の授業で撮影にこぎつけました。子供達は、真剣勝負。取材時間は、移動も含めて3時間。プレッシャーと闘いながら、仲間と励まし合って、全班、やり遂げました。

4回目の授業は編集。局の編集室で、児童も立ち会い、BGMやSE、字幕をできるだけ考えてもらいました。おまけの局内見学では、いつもテレビで見ているスタジオに興味津々。ラジオの生放送も見学しました。
そして、鑑賞会。改めて「伝える」ことの「難しさ」や「楽しさ」を感じていました。さらに、後日開かれた保護者参観での鑑賞会では、保護者や地域の人からも随分、お褒めの言葉をいただいたそうです。「伝える」ことで地域に元気を与えることができた子供達の表情には、達成感が溢れていました。