静岡放送(平成26年度)

学校のニュースを見つけてみんなに伝えよう

静岡市立安倍口小学校は、静岡市の中心から車で20分ほどの、のどかな地域にある小学校です。「人に伝える」というコミュニケーションの基本、大切さ、難しさなどを体験してもらおうというねらいのもと、学校の中のニュースを1分程度の動画にまとめてもらいました。

『学校の事務室にいる職員はどんな仕事をしているのか』、『長なわ大会の優勝候補クラスに取材』など、小学生らしいシンプルで興味深いテーマがあがってきました。取材内容を話し合う時、何をどう進めたらよいかわからない様子だったので、「何を取材するの?」「誰を取材するの?」「なぜその人を取材するの?」と質問していきました。すると、長なわ大会で縄を回す人に取材しよう、一番うまく飛ぶ人に話を聞こう、学校に貼ってある目標の紙を撮影しようなど、様々なアイデアが出てきました。

できあがったVTRを見ると、子どもたちが日ごろからテレビをよく見ていて、上手に真似をして作っていることがよく分かりました。身振り手振りを大きくつけたリポートや、カメラの撮り方にも工夫を感じました。班によって進み具合にバラつきがあり、予定していた授業の中でナレーションやスーパーを入れた形で発表することができなかった班もありましたが、『最後まで作りたい』という要望があり、後日担任の先生と一緒に仕上げたという話を聞きました。

今回の授業をきっかけに、作り手側の思いも感じながらテレビを見てくれると嬉しいと感じました。