山口放送(平成27年度)

記者体験!ふるさとニュースを発信!  【美祢市立大田小学校】

今回のテーマは「ふるさとのニュースを発信!」。授業ではまず、「新鮮さ」「正確さ」「普遍性」「意外性」といったニュースの持つ特質について学びました。
実践ではどんな話題をニュースにするのか、企画会議からスタートしました。子どもたちは「新鮮なのか?」「正確性は?」など多角的に検証することでテーマを絞っていきました。取材は限られた時間内に行わなければなりませんでしたが、時間ぎりぎりまで話し合って撮影やインタビューに臨む姿に大人の私たちは感心させられることが多々ありました。

そして最終日。発表のリハーサルで子どもたちが見せてくれたのは、手作りしたという小道具や衣装、一字一句丁寧に書いたカンペでした。授業の合間を縫って、また放課後にもみんなで準備をしたそうです。発表は別室のスタジオから生中継スタイルで教室に「放送」しました。

このように企画・構成から放送までを「自分たちで」行うことに、送り手としての緊張感や責任感を感じてもらえたのではないかと思います。

授業の最後に、子どもたちから取材先の方々、そして私たちスタッフに宛てた感謝状をいただきました。そこにあったのは「『皆さんのおかげで』放送することができました」という言葉でした。この感謝状こそ、私たちが常に取材対象者、視聴者、まわりのスタッフに対して忘れてはならない、『たくさんの人に支えられて放送している』という心だと、改めて子どもたちに教えられた気がします。