静岡放送(平成27年度)

この学校の自慢  【静岡市立清水三保第二小学校】

静岡市立清水三保第二小学校は、世界遺産・富士山の構成遺産のひとつ三保松原の近くにある全学年1クラスのコンパクトな規模の学校です。しかし、地域との繋がりを密にし、その広い協力関係の中で子どもたちを育てています。
今回、5年生の児童19人が4班に分かれ、「この学校の自慢」をテーマに2分程度の中継による発表を行いました。中継といってもテレビの電波ではなく、インターネットを使って行うものです。テレビの基本は生で伝えること。これに立ち返り、何をどのように伝えるのかをシンプルに考え、それに相応しい表現を体験してもらおうという狙いです。

子どもたちは改めて自分たちの学校を見直します。
2つの班から学校のシンボルであり、地域の自慢でもある松林を紹介する案が上がり、この他、見晴しの良い展望室から海、松林、富士山等を紹介する案、地域との連携でバラエティ豊かに行われているクラブ活動を紹介する案が上がりました。
これらの案を映像と言葉と動きでどう表現するのかについてアイディアを出し合い、完成させていきました。

発表の「中継」では、移動しながらリポートするという演出やカメラワーク、「松林の精霊」に扮し、芝居仕立てで伝える演出等、放送局社員である私たちが驚かされるものもありました。機材の取り扱い方、リポートの仕方に慣れなかった子どもたちが、最後には清水三保第二小学校の魅力が充分伝わるリポートに仕上げ、短い時間での成長をそこに見ました。

インターネットで誰もが発信者となる時代。子どもたちが今回の授業のことを忘れずにいて、何かに役立ててくれたらと思います。