山口放送(平成28年度)

実施計画および狙い

山口放送では、過去9年間、県内の小中学校を対象としたメディアリテラシー出前授業を実施してきました。今回の対象校の選定については、地元周南市での実施が少なかったこともあり、弊社で毎年行っている周南市の先生方の社会体験研修の場で、ご参加の各校教頭先生にご提案したところ、菊川小学校に積極的に引き受けていただきました。

授業内容については、校長先生、教頭先生、5年生の担任の先生方との事前打ち合わせ の後、先生方と山口放送スタッフでアイデアをすり合わせながら、固めていきました。

今回は「菊川小学校校歌のミュージックビデオを作ろう」をテーマに、自分達に身近な存在である「校歌」を見つめ直すことを通じて、学校の歴史、地域の中の学校について理解を深めることを一つの狙いとしました。また、言葉と音で出来ている「校歌」を映像化する過程で、言葉をどのように映像表現につなげるか、表現方法はどうするか、どのように撮影するかなどを学ぶことを目指しました。

映像化にあたっては1~3番まである歌詞を各クラスが分担して受け持ち、さらにクラス内のグループごとに担当フレーズを分けることで、友だち同士で意見を交わしながら、
最終的に一つの作品を作り上げていく喜びを感じてもらいたいと願いました。

担当者の感想


菊川小学校の積極的なご協力なしには成立しませんでした。あらためて感謝申し上げます。内勤で普段なかなか訪れることのない教育現場に触れられたのは貴重な体験でした。また山口県がコミュニティスクール(通称:地域協育ネット)に積極的で、我々がお邪魔するたびに、多くの地域の方たちが入れ替わり立ち替わり授業に参加されている姿は新鮮でした。
こういった山口県の積極的な試みとメディアリテラシーを結び付けていく可能性も感じ、次回への課題としたいと思います。