新潟放送(令和2年度)

 
【活動名】BSNキッズプロジェクト「読み聞かせ活動」
【実施期間】2020年8月~12月
【実施回数】5回
【ネット配信】16作品
【配信期間】2020年3月~2021年3月(一部作品は配信継続中)

<事業実施の成果・課題>

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令後に、YouTube読み聞かせをスタートしました。配信は著作権の関係で使用許可がなかなか得られず、作品の選定にとても苦労しました。このため新潟の作家作品や、新潟が描かれているご当地ものを取り上げるようにしました。
訪問しての読み聞かせ活動は、5団体からの要請にこたえる形で行いました。コロナ禍で様々なイベントが中止となる中、「子どもたちに楽しみを」と夏休み以降、応募がありました。フェイスシールドをつけ、十分な距離を保ち、子どもたちも密にならないよう、読み聞かせ会をひとつの会場で複数回、実施するなどしました。
配信を行うようになって、読み聞かせは、やはり目の前の子どもたちの反応を見ながらページをめくり、肉声で伝えるべきもの、ということも改めて感じましたが、配信は親子と物語との出会いの場を提供できると思います。著作権を守りながら、こどもたちに良書を届けるにはどういう方法があるか様々な事例を学びたいと思います。

<担当者の感想>

【三石佳那アナウンサー】
園児の皆さんが、真剣に一緒に楽しんでくれる姿に感動します。園長先生に「新型コロナウイルスなどで子どもたちもストレスが溜まりやすい中、子どもたちが心を開いて楽しんでいた」とお話いただき、とてもうれしかったです
三冊程度の絵本を読みました。絵からいろいろ想像してくれたり、一緒に声を出して元気いっぱいに応えてくれたり、子どもたちは絵本が大好きなのがわかります。ぜひまた、読み聞かせに出かけたいと思います。

【行貝寧々アナウンサー】
はじめは緊張気味だった子どもたちも、だんだんほぐれて大型絵本に気持ちを集中させてくれました。指をさす、声を出すなど、目の前で反応があると嬉しいものです。早口言葉にも挑戦してみました。一生懸命声に出して挑戦する子、自信を持ってみんなの前で発表してくれる子…積極的で活発な児童の皆さんにこちらも刺激を受けました。
また小学校では詩の朗読にもチャレンジし、子どもたちにも発表してもらいました。最後は新潟にもゆかりのある昔ばなし「かさじぞう」を読むと、外の景色とマッチして教室内に雪景色が広がりました。
授業終了後は、低学年・高学年ともに感想をまっすぐ伝えてくれて、エアタッチでお別れしてくれたお子さんもいました。マスクをしていてもみんな笑顔だとわかり、とてもうれしくなりました。

<参加者の感想>

【教諭】
読み聞かせの他にもアナウンサーの仕事内容や早口言葉など、子どもたちが興味を持って楽しめる内容が盛りだくさんでした。声のトーンやはっきりとした話し方など、読み手となることの多い私たち(教諭)にも参考になることがたくさんあり、改めて読み聞かせの大切さに触れたように思います。また、本の選択にもいろいろ心配りをしていただき、本当にありがたく思います。

【保育士】
大型絵本も読んでいただき、アナウンサーの語りに子どもたちは吸い込まれていきました。BSNのキャラクター・タネマキスキーも登場し、大喜び。絵本を見ながら一緒にジャンプするなど、楽しい思い出になりました。

【児童】
アナウンサーがくるとは思っていませんでした。本当にうれしかったです。ありがとうございました。早口言葉がおかげで上手になりました。楽しかったです。
とってもじょうずでした。きれいな声でした。