沖縄テレビ(令和2年度)

【活動名】読み聞かせDVD貸与
【DVD貸与】2作品
【貸与期間】2021年1月

<事業実施の成果・課題>

・ 例年通り対面形式の読み聞かせを想定していたが、今年度は学校現場で休校措置が取られるなどコロナ禍では対面形式は困難と判断しDVDを製作して貸与する形とした。
・ DVDを貸与した天妃小学校は、普段はPTAが読み聞かせを実施している。しかし今年度は一度も行うことが出来ず、今回のDVDでの読み聞かせはとてもありがたいという言葉をいただいた。
・ 新しい『読み聞かせ』のスタイルを構築出来たことは、今後、読み聞かせ事業を行っていくうえで幅が広がったと思う。

<担当者の感想>

【事業担当者】
・ 対面式の交渉から、DVD貸与についての交渉までコロナの感染者状況を注視してからの動きだったので、実施にこぎつけるまで非常に時間がかかった。断られる学校も多くあり、常に現時点での最重要性は何かと考えさせられた。DVD製作は新しい試みで良かったが、読み手と受け手が表情を見ながら伝えるという、本当の意味での『読み聞かせ』が行えたかが疑問である。

【稲嶺羊輔アナウンサー】

・ 今回はコロナ禍で出来る十分な対応だったかと思う。
・ アナウンサーにとっては、絵本の読み聞かせで得られる技術的な学びも多いので、対面式と形は違えども収穫があった。

【小林美沙希アナウンサー】
・ 今回は初めてDVDという形での読み聞かせだったが、コロナ禍で直接会いに行けない中でもできることにチャレンジできたことが良かったと思う。
・ 「読み聞かせ」という点では、対面で子どもたちの反応をみながら、一緒に話しを読み進めていくペースが決まる部分もあるので、目の前に子どもたちがいないことでやりづらかった点もあった。

【後間秋穂アナウンサー】
・ 子どもたちとコミュニケーションを取りながら物語を届けることが、読み聞かせの醍醐味だと思うので、それが出来なかったのは悔しかった。
・ DVDは事前の収録になるので、子どもたちの姿を想像したり、普段より少しゆっくり読んだりと読み方に工夫した。
・ DVDということで、モニター画面で実際の本よりも大きく見られるので、セリフが多く、絵もコミカルな、子どもたちが見て楽しめる本を選んだ。

【植草凜アナウンサー】
・ 読み聞かせは初めての体験だったが、DVD製作という新しい形の読み聞かせで、コロナ禍でできる、最も「伝えられる」読み聞かせだったので良かった。

<参加者の感想>

【先生方からの感想】
・ プロの読み聞かせを聴ける機会は中々ないのでありがたい。
・ 子どもたちも前のめりになって、見入るぐらい楽しそうに絵本の世界に入っていっていた。
・声の表現がとても変化するので、聞き入ってしまう読み聞かせだった。
・ きれいな声と、聞き取りやすく、わかりやすい話し方で本の世界にグッと引き込まれていった。

【児童からの感想】
・ いつもテレビで見ている人で、見ていてすごいって思った。声の大きさと早さも上手で、真似したくなった。
・ アナウンサーの方の本を読む優しい声で、気持ちが良いと感じた。コロナが収まったら会いたい。また読んでほしい。
・ 「スイミー」は気持ちがこもっていて、読み方がとても上手で想いが伝わってきた。
・ いつもテレビで見ているアナウンサーなので嬉しかった。
・ 「かぜのでんわ」の伝え方が、感情がこもっていて、もう一度読みたいと思った。