青森放送(令和2年度)

 

【活動名】RAB子どもたちとつながり隊!
【実施期間】2020年12月
【実施回数】2回

<事業実施の成果・課題>

今回、初の取り組みでしたので、本番まで様々やり方を練って臨みました。小学校の授業の1コマをお借りして実施いたしました。小学生に退屈しないでもらえる授業にできるか、授業を受けてよかったと思ってもらえるか、担当アナウンサーと打ち合わせを密にして準備をしました。コロナ禍で、マスクやマウスシールドを着用しての授業でしたが、恥ずかしがり屋の児童もたくさん話をしてくれました。
テレビで見ているアナウンサーが学校に来たことで、身近に感じてくれたようです。担当アナウンサーは普段のテレビやラジオと違って、目の前の児童に話す楽しさ、難しさ、心のつかみ方を学べたようです。技術はもちろんですが、それだけではなく、心を通わせる読み聞かせ授業ですので、今 後も部員でネタを出し合い、様々なメニューを作り、たくさんの児童へ向けて楽しんでもらえる、ためになる読み聞かせが出来たらと思います。
45分という時間は、やってみますとあっという間でした。時間を増やすかなど、やり方を模索して、ブラッシュアップして整えていきたいと思います。

<担当者の感想>

【菅原 厚アナウンサー】

まずは小学校の校長先生はじめ先生方が歓迎して下さったことが嬉しく、我々にも安心感が生まれました。直接、小学生の前で話すことは初めての経験でしたが、子どもたちの素直さと興味が伝わってきたので、学校の先生になったつもりで、わかりやすく丁寧にゆっくりとを心掛けました。担任の先生も手伝ってくださったので、とても助かりました。読み聞かせでは、皆さんが真剣に目と耳を傾けて聴いてくれていたのが伝わってきました。我々アナウンサーにとっても、子どもたちと直接触れ合える貴重な機会となり、子どもたちから元気をもらえたこと、さらに読み聞かせの技術向上に向け、今後の励みにもなりました。
45分という時間は、当初、長いと思っていましたが、実際は短く、最後の質疑応答は10分の予定でしたが、5分足らずとなってしまいました。テンポよく切り替えて進行していくことも大切で、もう少し時間の使い方を上手くできたらと思いました。

【桒子英里アナウンサー】

まず、子どもたちの第一声の挨拶が、とても大きくて元気で驚きました。私たち大人は、普段ここまで大きな声でしっかり相手の目を見て挨拶できているか、考えさせられました。早口言葉を全員で声に出して練習することで緊張が解け、子どもたちがゲーム感覚で楽しんで取り組んでいる姿が印象的でした。また天気の原稿を考えてもらう際には、普段の天気予報では使わないような「布団から出たくない寒さ」や「コーンスープが飲みたくなる寒さ」などの子どもたちの実感がこもった表現は、より生活に結びついた原稿になっていると気づかされ、大変勉強になりました。紙芝居の読み聞かせは、子どもたちが物語の世界観に入り込んで真剣に聞いてくれて、ダイレクトな反応を見ることが出来良かったです。
テレビやラジオでは相手の素直な反応(表情)を見る機会が少ないので、大変刺激を受けました。今後も内容を工夫し、子どもたちに興味を持って楽しんでもらえるような仕掛けを考えていきたいです。

【吉崎ちひろアナウンサー】

予想以上に児童が積極的、且つ考えようとする力があり、驚かされました。大きな声を出すこと、読んでみることに恥ずかしさは持っておらず、逆に「やってみたい!」「挑戦したい!」という意欲が強い印象を受けました。また紙芝居を最初に見せたときの児童の目の輝きが印象的で、15分弱、集中力を切らさずに一生懸命最後まで聞いてくれました。

<参加者の感想>

【校長・教諭】

コロナ禍で活動が制限されている中、いつもテレビで見ているアナウンサーに来てもらい、生の声や表情・しぐさなどに直接触れることが出来たのは、子どもたちにとっていい経験になった。教員も、異業種の方が子どもたちと接する姿から学ばせていただいた部分がありました。

【児童】

・紙芝居の読み方がうまくてびっくりした。
・いつもテレビに出ている人が、紙芝居を読んでくれて楽しかった。