四国放送(令和3年度)

【活動名】四国放送アナウンサーお話会「言葉(ことば)っておもっしょいゾウ7」
【《会場・オンラインでの》実施期間】令和3年10月~令和3年12月
【《会場・オンラインでの》実施回数】会場5回・オンライン0回

<事業実施の成果・課題>

昨年度同様、今年度もアナウンサーはマウスシールドを着用し、子どもたちとも十分に間隔をとる、離れた場所からでも見えやすいよう絵本はデータ化してプロジェクターに映す、しっかり換気を行うなど、感染症対策に気を配りながら実施しました。
どの小学校でも、子どもたちは「いつもテレビで見てるよ!」とアナウンサーを手厚く歓迎してくれました。アナウンサーにとっても、そうした子どもたちからの応援が励みになったようです。
声の抑揚をコントロールしながら絵本の登場人物になりきるアナウンサーの読み聞かせに、子どもたちは絵本の世界に引き込まれているようでした。
コロナ禍以前は、読み聞かせの合間にアナウンサーの指導の下、実際に声を出しながらの発声練習を行っていましたが、昨年度に引き続き今年度も声を出しての発声練習はお休みし、代わりに体ほぐし運動、声を出しやすい姿勢の練習、聞き取りやすい発声をするための口の開け方の練習などを行いました。声を出せなくても子どもたちは一生懸命取り組んでくれましたが、やはり実際に声を出しながら、アナウンサーの指導による自分の声の変化を体験して欲しかったなと感じます。来年度はコロナが終息し、従来通りの形で実施できることが一番ですが、もしコロナ禍が続いていた場合でも、より楽しんでもらえるような授業ができるよう、引き続き工夫していきたいと思います。

<事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想>

<福井和美アナウンサー>
新型コロナの流行でコンサートや会議などいろいろなモノが「オンライン」になった。そんな中、こちらから小学校に出向いて、子どもたちの顔を見て反応を感じられるこの取り組みは とても貴重だ。コロナの前も今も子どもたちは私たちを楽しみに待ってくれている。換気のために開けられた窓から入ってくる冷たい風に負けずに私たちは声の大きさ、高低、スピード、間。すべてを使って、表現する。子どもたちが自分が読んでいるときには気が付かなかった端っこにかかれた絵に気づいたり登場人物と同じ感覚を味わってくれたりしたら うれしい。「読み聞かせ」なんておこがましい。「読んだものを聞いてくれてありがとう」 

<物部純子アナウンサー>
去年に引き続き、今年も読み聞かせの事業に参加させて頂き、明るく元気な子供達から、元気パワーをもらいました。子供たちがどんどん絵本の世界に引き込まれていく様子を見て、読んでいる私も嬉しくなり、絵本の登場人物になりきって楽しく、読み聞かせができました。有意義な時間を過ごさせて頂き、感謝しています。ありがとうございました。

<中山千桂子アナウンサー>
読み聞かせ授業は絵本を選ぶところから始まります。どんな流れにしようかな?豊成アナウンサーとの読み分けはどうしようかな?子供たちの表情を想像して準備段階からワクワクしています。

新町小学校 10月27日 ペア豊成アナ
川内南小学校 12月7日 ペア豊成アナ

今年は2校行かせてもらいましたが、どちらも「コロナの影響で学校行事が制限されていて」というお話に今回の読み聞かせを楽しみにしてくれていたことが伝わってきました。アナウンサーとして毎日テレビとラジオで「声を届ける」仕事をしていますが子供たちの真剣なまなざしを向けられて、直接「声を届ける」大切さを実感する貴重な時間となりました。特に2年目の豊成アナウンサーにとっては、この読み聞かせ授業がアナウンサーとして大きな刺激になったのではないかと感じました。コロナ禍でイベントが中々開催されない中で直接テレビ見てくれている子供たちと触れ合うことは貴重な機会だったかと。読み聞かせの授業が終わった後、教室に帰る前に子供たちが豊成さんの周りに集まって「ゴジカル見てる!」「美味しいスイーツ食べているよね!」とかテレビのお姉さんとちょっとでもお話したい!という想いが伝わってきて、その様子をみている私が感動してしまいました。アナウンサーというお仕事や放送局のお仕事に興味を持ってもらえる機会になったら嬉しいです。

<野口七海アナウンサー>
児童の皆さんがとっても一生懸命に聞いてくれて、読み聞かせをしている側としても楽しむことが出来ました。コロナ禍で発声練習など一緒に声を出すことが出来ずに残念でしたが、話す時に良い姿勢など身体を動かし楽しんでもらえたようで良かったです。アナウンサー紹介の私の書いた仕事の絵ももう少しバリエーションを増やそうと思っています。落語絵本の「ばけものつかい」は、1・2年生にはオチが少し難しいように感じました。小学生の皆さんと触れ合う機会は貴重で個人的にも楽しみな仕事の一つです。また来年も読み聞かせの機会があれば、より良いものになるよう頑張りたいです。

<大坪奈津子アナウンサー>
今年も2校にお邪魔しました。子供たちの反応が、学校や年によってそれぞれ違うので毎回新鮮です。真剣な眼差しで絵本の世界に入ってくれとても嬉しかったです。とても楽しく取り組ませて頂きました。

 <豊成春子アナウンサー>
今回の事業では、小学校に訪問し読み聞かせをした。私にとって初めての読み聞かせだったので緊張もあったが、生徒の皆さんがとても楽しみにしてくれていたという話を聞いて嬉しかった。コロナの影響もあり学校行事が限られる中、読み聞かせができてよかった。読み聞かせの練習をする中でも普段の仕事とは違った刺激があった。ニュースを読むのとは全く違い、主人公の気持ちを考えたり感情移入したりしながら読めて、勉強になった。また、「ゴジカル見てるよ!」など、声をかけてくれる子もいて、カメラの向こうにはお子さんをはじめ、県民の皆さんが見守ってくれているということを再認識できた。

<教諭・保育士・子どもたち・視聴者などの感想>

<先生方の感想>

・コロナで様々な行事が中止になる中、こうした機会を子どもたちに設けることができてありがたい。子どもたちもアナウンサーによる読み聞かせをとても楽しみにしていた。
・日頃、教員や保護者のボランティアの方なども読み聞かせを行っているが、アナウンサーによる読み聞かせは一味違うようで子どもたちも絵本の世界に引き込まれていた。
・ぜひ来年もお願いしたい。 

<子どもたちの感想>

・いろいろな声を使い分けていてすごいと思った。
・声を出しやすい姿勢を教えてもらえてうれしかった。
・声がきれいで、読むのが上手だった。自分もこんなきれいな声になりたい。
・おもしろかったので、また来てくれるのを楽しみにしている。