北日本放送(令和3年度)

【活動名】KNB読み聞かせ事業
【会場での期間】令和3年12月10日
【会場での実施回数】1回
【ネット配信期間】令和3年7月~令和4年3月
【ネット配信作品数】1回

<事業実施の成果・課題>

①朗読会について
音楽と朗読というテーマがあるため、文学作品を読み上げるだけではなく、情感を込めてひとつの文学空間をつくる企画になりました。事前の読み込み、音楽家との打合せなど普段の朗読とは一味異なった準備があるので時間がとられます。一方で、やりがいもあり、ひとつの文学作品をつくる意気込みで臨むため、アナウンサーの表現スキルも上がると思います。ニュース読みやリポートにとどまらない新しい世界観をつくるいい機会だと思いますので、継続したいと思います。

②配信について
聞きやすく楽しい作品を集めて収録しています。コロナ禍で在宅時間が長い分、子供に聞かせるためという視聴が多いと思います。作品数も増やしたいところですが、収録の手間と著作権処理が大変なために、作品数の増加は望めませんでした。

<事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想>

朗読会について

業務の中で日々接する文章はニュース原稿やイベント・商品の告知やリポートなどが多く、また 受け手への伝え方も画面やスピーカーを通じたものがほとんどです。小説という文芸作品を、実 際に会場に来場された方へ朗読するというこういった機会は少ないです。コロナ禍の中、来場者 の方々に対面して朗読できたことは大変感慨深く、ありがたく思います。また、県内を中心に活 躍されている音楽家のお二人と共演できたことも嬉しい経験となりました。リハーサルを重ねた おかげか、「本番が一番息を合わせられ、一番いい出来だった」と終了後3人とも声をそろえる ことができたたのもいい思い出です。

<教諭・保育士・子どもたち・視聴者などの感想>

来場者の方からは「太宰治は難しいと思っていたが物語がわかりやすく入ってきた」「活字の作 品よりも情景がより鮮明に想像できた」など嬉しい声が寄せられました。