南日本放送(令和3年度)

【活動名】MBCアナウンサー学校朗読会
【《オンラインでの》実施期間】令和4年2月27日
【《施設・会場での》実施回数】会場5回
【ネット配信期間】令和4年2月27日~令和4年3月6日
【ネット配信作品数】7作品
【DVD(CD)配布期間】令和4年3月
【DVD(CD)貸与・配布対象数】10作品・10カ所

<事業実施の成果・課題>

★会場 第1回「こどもの日チャレンジパーク」
南日本放送にすぐ近い公園のイベント内での朗読会。事前に参加者を募集し、限定した人数で実施。お互いにマスク姿だったが、対面で読み聞かせをすることの大切さを感じた。

★会場 第2回「藺牟田小学校」
全校児童対象だったため、学校と打合せてみんながよく知っているお話「スイミー」を朗読。教科書の絵を先生がスクリーンに映してくださり、子供たちが目を輝かせて聞いてくれた。

★会場 第3回「鹿屋養護学校小学部」
鹿屋養護学校小学部での朗読会。児童らが希望したお話だけあって、モニターに映る絵と朗読の声に真剣に聞き入ってくれた。最後の質問コーナーでは、皆積極的に手を挙げて質問してくれた。

★会場 第4回「草牟田小学校」
79人という多人数だったが、一人一人の目を見て話すように心がけると、興味深く話に聞き入ったり、メモを取ったりして積極的に参加してくれた。

★会場 第5回「岩南小学校」
朗読した5年生の作文を興味をもって聞いてくれた。全ての学年向けの授業だったので、高学年の子と低学年の児童がついて来られるスピードをもっと意識した話し方をするべきだった。

★配信 「MBCアナウンサー春の朗読会」
去年に続き、リアルイベントの代わりに南日本放送のスタジオでライブ配信を開催。スタジオ照明などで非常に印象的な演出ができた。課題としては、事前の告知をもっと工夫できれば、さらに多くの方 に見ていただけたのでは。来年度こそリアル開催を目指しつつ、開催の時期や方式などすぐに検討に入りたい。

<事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想>

★第1回(山口アナ)読み伝える仕事は多いが、聴く人たちを目の前にしての朗読はコロナ禍ということもあり、貴重な時間だった。子どもたちの集中力はそれぞれで異なり、屋外のため周囲の音(車や出店の声など)が気になってしまう場面もあった。じっと耳を傾けてくれた子も多く嬉しかった。朗読が自然や環境、海の大切さを考えるきっかけになれば嬉しい。
★第2回(豊平アナ)マスク越しでも子供たちが笑顔になっているのがわかった。国語の時間で音読をするときに少しでも「伝わる」読み方を心がけてほしい、ということが伝わってくれたら。
★第3回(藤原アナ)集中して真剣に聞いてくれている。読んでいてうれしくなった。聴く側の態度が読み手の力を引き出すと感じた。
★第4回(佐々木アナ)私自身、小学生の前で講師をするということが初めてだったが、私の話に一つずつうなずきながらメモを取ってくれた。講演終了後の質疑応答にも積極的に参加。双方にとって大変有意義な時間を過ごすことができた。
★第5回(上塘アナ)この授業にのぞむ前に、アナウンス部の先輩に読みを指導してもらっていた。子供たちの前での朗読では教えられたことを活かすことができた。 また児童にも、今後国語の授業で使える読みのポイントを教えてあげることができた。
★配信「春の朗読会」(岡田アナウンス部長) 若手アナウンサーを中心に出演。半月以上前から先輩方の指導を受け、本番直前ぎりぎりまで練習した結果、それぞれ今持てる力を最大限発揮できた。

<教諭・保育士・子どもたち・視聴者などの感想>

★第1回 (参加したこども)アナウンサーの朗読が近くで聞けてうれしかった
★第2回 (子どもたちの感想メッセージから)
・スイミーの話は、スイミーがどんどんげんきになっているみたいだった
・表情など読み方の工夫をすると伝わるということがよくわかった
・その場で劇が行われているみたいだった
★第3回 (教諭)なかなか生で聞く機会が少ない中で、子供たちにとって貴重な経験でした
★第4回 (子どもたちの感想メッセージから)
・心に残ったのは、発声練習と『大造じいさんとガン』の朗読です。発声練習で、「あ、い、う、え、お」を基準にした練習をしました。朗読では、声の大きさや調子を変えたりしていたから、わたしも頑張りたいです。
・物語の中の様子や物語の中の風景が見えてくるような感じで、素晴らしいと思いました。私もあんな風に物語を読めるようになりたいです。
★第5回(授業後、校長先生から)
同じ鹿児島県内に住む児童が書いた作文を朗読ということもあり、子供たちも共感をもって聞いてくれていた。 児童、先生ともにとても刺激になった授業だった。今後ももっとアナウンサーを呼んで一緒に学んでいけたら。

★配信「春の朗読会」(朗読する絵本を提供してくださった方から)
「昨日の朗読会、視聴させていただきました。 私どもの絵本が、読み方や演出などによって、こんなに素晴らしくご紹介いただけるのかと驚きでした。本当にありがとうございました。やはり、アナウンサーが読み上げると心地よいですね。 私は、長女(小学3年)と視聴したのですが、満面の笑顔で「楽しかった」と感想を述べていました。 その他のコーナーを含め良いイベントでした。」
★CD配布「あまみじかん」(朗読作品を書いた児童の母親から)
作品をアナウンサーの方々に朗読していただくという貴重な経験をさせていただきありがとうございました。娘も,自分が考えた作品が放送されるうれしさや,登場人物一人ひとり声が違う驚き等,よい経験となり自信にもつながったと思います。CDが届くのを楽しみにしています。