信越放送(令和3年度)

【活動名】SBCアナウンサーによる読み聞かせ
【《会場・オンラインでの》実施期間】令和3年8月~令和3年12月
【《会場・オンラインでの》実施回数】会場4回・オンライン0回

<事業実施の成果・課題>

信州に暮らす子どもたちの夢を応援する信越放送の子ども未来プロジェクトとも連携した読み聞かせ事業も年々定着。自社のテレビCMでも様子を紹介していることから認知度も高まり、派遣先の施設からは「また来年も」とうれしい依頼もいただいています。また、会社近くの小学校からは、読み聞かせ事業をキャリア教育の一環ととらえて、毎年のように派遣要望をいただくようになりました。

今回派遣したアナウンサーはベテランと若手で、いずれの機会も人前で発表することの楽しさや、関心を持続してもらう難しさを学ぶ場になっていると思います。

長引くコロナ禍で、開催の可否が判断できない時期もありましたが、派遣元と感染症対策について時間や距離など、確認しあいながら対応しました。また、昨年度要望で上がった、距離が離れても伝わる大型絵本を多く用意したり、マイクをつけて読み聞かせしたり対応できたのは好評だったと思います。コロナが長引くようでしたら、また動画配信についても社内で検討していきたいと思います。小さい子供たちや保護者の皆様が読み聞かせの楽しさを体感できる機会になるように、ご家庭などでのコミュニケーションのきっかけになれば幸いです。そして、私達アナウンサーも、読み聞かせやプレゼンテーションの楽しさや奥深さを実感できる場として、感染症対策に配慮しつつバランスよく回数を重ねていきたいと思います。

<事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想>

〇距離をキープした状態であれば子どもたちが声を多少出せたり、マスクではなくマウスガードで表情も見せながら読み聞かせを行うことができたりしたのが良かった。言葉の楽しさを感じたり伝えたりする上で、音や表情は欠かせない要素だと感じた(北川原志於アナウンサー)

〇アナウンサーの仕事を写真で見せながら、小学生が興味を持ちそうなポイントを中心に話したので、子供たちは積極的に質問もしてくれた。アナウンサー体験は、ゲーム感覚で楽しく取り組んでもらえた。

朗読については、子供たちから良いリアクションがもらえて良かった。次回チャンスがあれば時間配分も工夫して臨みたい(飯塚敏文アナウンサー)。

 〇子どもたちに興味関心を持ってもらうため、読むスピードや声の大きさなど工夫が必要だと感じました。それは「相手に情報を伝える」という普段のアナウンス業務に通じるものだと思いました。勉強の機会をいただきありがとうございました(山﨑彩奈アナウンサー)

<教諭・保育士・子どもたち・視聴者などの感想>

〇大きい絵本を子供が見るのは初めて。とても楽しんでいた。
〇人の多い場では緊張してしまう子なのに、前のめりに声を出したりしていて驚いた。声掛けがすごくよかった。
〇家では、子どもが紙をめくりたがって、きちんと読み聞かせられないが、今日は子どもがしっかり聞いていて驚いた。
〇一緒に動ける絵本、ストーリーがある絵本など、いろいろなタイプの絵本があってよかった

(以上 第1回)

〇「白いぼうし」の音読は気持ちがはっきりと表現されていた
〇音読が楽しかった。なりたい仕事まではいかないけどアナウンサーの仕事に興味が湧いた
〇アナウンサーの仕事を知って、ちょっとやりたいなと思った
〇アナウンサーの仕事を体験して、決められた秒数で間違えないように読むのはとても大変な仕事だということが分かった。
〇表現が聞いた人に伝わるととてもうれしいことがわかった。
〇言葉で自分の気持ちを伝えることの大切さを教えていただいた。国語の学習にもそのような気持ちを持たせて指導したいと感じた(小学校教諭)
(以上 第2回)

〇ゆっくり大きな声で活舌よく読んでいて子どもたちを惹きつけていた。家で子どもに読み聞かせするときの参考になった。
〇子ども達が飽きたり遊びたくなったりしても、臨機応変に対応してくれて助かった。
〇手遊びを途中で挿んでくれてよかった
(以上 第3回)。

〇間の取り方など勉強になった。おうちでの読みきかせの参考にしたい。子どもたちと一緒に楽しんでいる様子がとてもよかった。一方的でなく子どもと対話してくれたから、子どもたちはもちろん保護者も喜んでいた
(以上 第4回)