東北放送(令和3年度)

【活動名】民間放送教育協会 読み聞かせ事業
~tbcアナウンサーによる読み聞かせ~
【ネット配信期間】令和3年12月13日~令和4年1月31日
【ネット配信作品数】3本

<事業実施の成果・課題>

当初、小中学校関係や一般の方の所へ訪問し、話し方教室等の出張授業的な展開も検討して参りましたが、当県におきましてもコロナウィルス感染者数が増大の為、見送らせていただきました。

その為、弊社YouTubeチャンネル「杜の放送局」でtbcアナウンサー守屋周、後藤舜、増子華子が弊社ラジオ番組「みちのくむかしばなし」で紹介されました宮城県に伝わる民話を朗読した模様を配信させていただきました。

また弊社テレビ番組「ひるまでウォッチン!」内で本事業の活動内容や、この模様をご紹介させていただきました。本来であればリアルでの展開も考えていましたが、諸般の事情で実現が出来ずとても残念に思います。(配信期間:令和31213日(月)~令和4131日(月))

<事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想>

 <守屋周アナウンサー>
宮城に伝わる民話を伝えるにあたり、方言やなまりなど、現代において普段使わない、聞きなれない言葉をいかに忠実かつわかりやすく伝えるか工夫しながら読みました。この配信をきっかけに、宮城の昔話や民話、そして、朗読にも興味を持ってくれる人が増えればいいと思います

<後藤舜アナウンサー>
入社5年目になりますがこれまで朗読をしたことがなく、とても良い経験になりました。宮城県の昔話を朗読するうえで最も難しく感じたのが方言です。三重県出身であるため聞き馴染みのない言葉も多く、苦戦しました。そのほか、読み方に関しても学びがありました。現在は、夕方の報道番組のキャスターを担当していることもあり、癖のないフラットな伝え方が基本となっています。
一方で、朗読はニュース読みとは全く異なるもので、声のトーンはもちろんのこと、あえて抑揚をつけたり語尾をあげたりするなどの読み方の工夫も必要だと感じました。朗読を通じて学ぶことが非常に多かったです。今回の朗読収録をきっかけに、ほかの人の朗読を聞く機会も増えました。改めて一朝一夕で上達しないものと身をもって感じましたので、研鑽を積みたいと思います。また、今回のような動画配信以外にも、生の朗読会にも今後挑戦してみたいと思いました。

<増子華子アナウンサー>
宮城県出身ではあるが、普段から日常的に話しているわけではない方言を使っての朗読は非常に難しかった。耳で聴きとることはできても、自分で話すとなるとなかなか思うように発音できず、改めて方言の奥深さを感じた。
昔話の読み聞かせということで、小さい子どもからお年寄りまで幅広い年代の方を「聞き手」として想像しながら朗読した。ゆっくり、はっきりと読むように意識したが、テンポを落とすと技術面の粗さが目立つため苦労した。
コロナが落ち着いて対面でのイベントが可能になった際には、子どもたちの前で朗読ができればと思う。