RKB毎日放送(令和4年度)

こども病院 おはなし会

【実施期間】令和4年6月~令和5年1月
【実施回数】オンライン2回

【事業実施の成果・課題】

友だちと自由に遊んだり語らったりすることもできず、更にはコロナ禍でお見舞いの機会も制限される中、アナウンサーの朗読とミニゲームなどを楽しんでもらうことで気分転換してもらえたら、と企画したオンラインおはなし会です。子どもたちの様子や感想などを聞いていると、喜んでいただけているようで幸いに思っています。今年度は対面での実施はかないませんでしたが、病と闘っている入院中の子どもたちの不安な気持ちを少しでも軽くし、笑顔になってもらう一助となるよう、今後も続けていきたいと考えています。

【事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想】

今回は3人の中学生が参加してくれました。コロナ禍ということもあり、オンラインでの開催でしたが、画面を見つめ、熱心に聞いてくれました。恥ずかしがり屋さんの子たちで、言葉少なではありましたが、言葉のアクセントクイズでは、手をあげて答えてくれ、楽しい時間を共有できて嬉しかったです。(2023年1月24日/担当:田畑竜介アナウンサー)

 朗読作品は、ちょっと笑えて、想像して楽しみやすいものを選びました。参加してくれた3人は、真剣に聴き入ってくれました。愉快なシーンではにこっと笑ってくれ、嬉しかったです。「恥ずかしやなので」と言われましたが、アクセントクイズの時には答えを考えて挙手をしてくれる、意欲的な姿が印象的でした。今回のような時間を通して、朗読のワクワク感や想像することの楽しさを実感してもらえたら嬉しいです。日々の治療のことを忘れて、楽しんでもらえたら!という思いを込めて、交流しました。(2023年124日/担当:武田早絵アナウンサー)

【教諭・保育士・子どもたち・視聴者などの感想】

今年度は、オンラインお話し会を開催いただきありがとうございました。コロナ禍で病院内の様々なイベントが自粛となり、さらに病院内は感染対策のため外泊の禁止・面会の厳しい制限が続いている状況で楽しみが減っていたところ、今回のイベントを開催していただき感謝でいっぱいです。子どもたちの喜ぶ様子を十分にお伝えできず申し訳ありません。小学生の子供達は、テレビやラジオでご活躍のアナウンサーの皆さんとオンラインを通じて直接会話できることに、毎回大喜びです。様々な声色を自由自在に操る読み聞かせに、「すごい!」{びっくり!」と世界が広がる貴重な体験をさせていただきありがたいです。心より御礼を申し上げます。 (こども病院院内学級(小学部)ひまわり学級)

読んでくださった話がおもしろかったです。あと,アナウンサーの方々の話し方が自分とは違うなと感じました。(中1女子)ふつうにしゃべっていらっしゃるときと本を読でいらっしゃるときとでは,声の出し方が違い,声を変えていらっしゃるのがすごいと思いました。また,ただ読むのではなく,お話を伝えるという感じがして,「さすがだ!!」と思いました。                                (中2女子)

入院中は,外にも出られず,コロナで保護者の方とも思うように会えない子どもたちにとって,お話の世界に浸ったり,アナウンサーの方々が心を込めて読んでくださったり,あたたかいお声をかけてくださることは,心の栄養です。本当にありがとうございます。今は,直接来ていただくことができませんが,早くこどもたちに「生」の読みきかせをきかせてあげたいです。今後ともよろしくお願いいたします。( 照葉中 あらぐさ学級)