西日本放送(令和4年度)

RNC子ども未来プロジェクト2022

【実施日】令和4年12月21日
【実施回数】1回

【事業実施の成果・課題】

2012年以来継続して実施している当事業ですが、2020年のコロナ禍以降は十分な活動が出来ていません。従来は年間を通じ4~7か所ほどで行っていましたが、2020年は1校のみでの実施。2021年は県内の小学校1校での実施を予定していましたが、中止に追い込まれました。

2022年は、昨年残念ながら中止せざるを得なかった学校で再度実施に向けての協議を重ねました。ディスタンス確保のため体育館でマスクを着用しての実施。児童とアナウンサー、児童と児童の間も十分な距離を取れるレイアウト。また、従来の出前授業では用いなかったパソコンを使用して、パワーポイントで作成した資料や本をステージに投影しながら行うなど工夫を凝らし後方の児童も十分楽しめる方法をとりました。

感染防止対策を取りながら実施できたことで、様々な教訓が得られ、今後の事業継続の為にも確かな実績となりました。学校側からは大変喜ばれ、子供たちも楽しく授業が受けられたようで、胸をなでおろしました。次年度も、状況に応じた慎重な判断をして事業を継続したいと思います。

【事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想】

≪アナウンサー・畠山玲≫
鴨居アナウンサーが主に進行役で進めてくださり、児童たちが落ち着いて鴨居さんの声に耳を傾けている様子を見ると、私自身も相手に安心してもらえる伝え手になっていきたいと強く感じました。四国全体で見ても児童数が最大規模の小学校での実施だった事もあり、体育館で実際にみんなの前に立った瞬間、その「児童の多さ」や「活気」に驚かされました。児童たちが「へぇ~!凄い!」など大きなリアクションをしてくれた事で、話しているこちらも気持ちがどんどん盛り上がっていき、聞き手と伝え手の相乗効果は凄いと実感しました。
スポーツ実況のパートでは、サッカーワールドカップが開催されたことに因んで、サッカーをやっている子供たちの名前を使わせてもらいながら架空実況をしましたが、もっとスマートに出来たのではと感じました。次回おこなう機会があれば修正していきたいと思います。読み聞かせのパートは、こどもたちも真剣かつ楽しそうな雰囲気で聞いてくれました。ただ、私自身、本を読む姿勢が少し悪かったという気付きもありました。日頃から注意していきたいと思います。
最後に、「テレビ離れ」が言われる昨今、このような活動が視聴者を引き付けるきっかけになると感じました。また、若い世代から「テレビって面白いな!」「あの人が出ているから見よう!」など前向きなイメージを持っていただけたなら、これほど幸せなことはないと心から感じます。