山梨放送(令和4年度)

第2回 国母保育園  森田絵美アナウンサー

第3回 巨摩保育所 櫻井和明アナウンサー

【活動名】YBSアナウンサー お出かけおはなし会
【実施期間】令和4年9月22日~12月15日
【実施回数】会場3回

【事業実施の成果・課題】

コロナ禍3年目の開催だが、今年度も「園児たちが、とても楽しみにしているイベントなので、ぜひ開催してほしい」との要望を頂いた。事業を実施した園からは、それぞれ、多いなる感謝のお声を頂いた。

開催に当たっては、感染予防対策がしっかりとれる園(園児が集まってもソーシャルディスタンスが保てる広い部屋がある/換気・消毒などが徹底されている)を選んだ。その上で、幼稚園側の対策マニュアルに沿って、参加アナウンサーもマスクを着用したまま読み聞かせをするなど、万全の管理で事業を実施した。

なお、8月時点で3園への訪問が決まったが、最初に開催を予定していた「国母保育園」が、コロナ・第7波の影響で休園したため、直前になって開催を延期(当初9/5を予定)。また「甲府大里幼稚園」も、当初の予定を1週間ずらして開催。そのため、派遣するアナウンサーを変更せざるを得なくなったりと、開催時期の見極めに関しては、今年度も苦労した。

 3回の開催とも、事前に、何冊かの候補本を挙げて担当保育士さんと相談。その幼稚園には置いていない、かつ、昨年までの園児の反応なども参考に本を選んだ。

≪今後の課題・検討材料≫

★(上記に絡み)本の選定は、事業責任者の櫻井が各園と相談して決めているが、ここ数年の経験から、園児たちの反応・ウケが良い絵本(数冊)が決まりつつある。
今年もそれらの本を中心としたプログラムで開催したが、来年度は、アナウンス部の予算に“本の購入費”を計上し、新本を何冊か取り入れたい。

ただし、毎年、園を変えて実施しているため本の被りなどはなく、園児は毎回、新鮮な反応で迎えてくれています

★今年度も「コロナ禍での開催」となり、感染防止対策としてソーシャルディスタンスを取る必要があったが、使用する絵本は市販の大きさの本であるため、覗き込もうとしたり夢中になったりする園児間の距離は、どうしても近くなってしまう。昨年からは『プロジェクター』を使って課題をクリアしているが、弊社アナウンス部は『プロジェクター』を保有していない為、園が所有するモノをご厚意でお借りしている。ただ、全ての園が持っているとは限らず、その場合、やはり上記の問題が生じてしまう。

実は、2園目「国母保育園」は『プロジェクター』を所有していたのだが、事前に電話で打ち合わせをした際、「プロジェクターを…」と伝えたため、当日用意された物が“パワーポイント用のPC”だった。こちらがイメージしたのは「投影機材」だったのだが、そうであれば、「OHP(オーバーヘッドプロジェクター)を…」と伝える必要があると知った。

「大型の絵本」に関しては、巨摩保育所の保育士の皆様から「大型絵本の場合、アナウンサーの皆さんだったら、どうやって読み聞かせするのか学びたい!」との声も。

先生方からの要望
(上記の本選びに関して)来年度以降の参考になればと、各園の保育士の皆様から、「読み聞かせて欲しい本」を提案して頂いた。

【候補本】
・「めっきらもっきら どおんどん」 作:長谷川摂子  絵:ふりやなな(福音館書店)
・「おしいれのぼうけん」 作:ふるたたるひ/たばたせいいち(童心社)
・「14匹のねずみシリーズ」 作・絵:いわむらかずお(童心社)
・「ぼちぼちいこか」 作:マイク・セイラー 絵:ロバート・グロスマン(偕成社)
・「ぜったいおしちゃダメ?」 作:ビル・コッター(サンクチュアリ出版)
・「いっきょく いきまぁす」 作・絵:長谷川義史(PHP研究所)

保育士の声
・自分たちが気になっている絵本を、立場を変えて読み聞かせてもらい学びたいです。
・アナウンサーの落ち着いた心地よい声で、どの様に読み聞かせてもらえるのかワクワクする。

【事業担当者およびアナウンサー(講師・読み手)の感想】

櫻井和明アナウンサー・・・第1回・甲府大里幼稚園/第3回・巨摩保育所に参加
・コロナ禍3年目、各園ともイベントは少しづつ復活しているようだが、そんな中でもこの「読み聞かせ」に対する期待が大きい。実際、どの園からも歓待され、終了後に給食をいただく≪①甲府大里幼稚園≫、園児手作りの飾りをプレゼントされる≪③巨摩保育所≫などの御礼を受けた。改めて、この「読み聞かせ」は、地方放送局が地域貢献できる重要なコンテンツの一つだと感じた。
・3回目・巨摩保育所では、当日の急遽のお願いに応えて【未満児(0歳~2歳児)】向けの読み聞かせを実施したが、事業責任者として「事前の打ち合わせ段階で可能性を考慮していれば、年齢に相応しい別の絵本を用意できたのでは…」と反省している。
・毎年、何人かの若手アナウンサーと一緒に出掛けているが年々、それぞれが成長した読み方の工夫をしていることに気付く。ここ数年、イベントMCの機会も大きく減ったのだが、この事業を通して、子供たちの巻き込み方・楽しませ方を学べている。

服部廉太郎アナウンサー・・・3回すべてに参加
・絵本『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』は、途中から「ひいひいひいひいひいひいおじいちゃん」と繰り返し畳み掛けるが、そういった“音で楽しめる”部分が多い絵本は、どの学年でも大喜びして歓迎された。
・絵本『キャベツくん』も、上記同様の理由で、みんなに好まれていた。
・クリスマスに近いということでサンタさんの被り物で登場したところ、園児たちに好評だった。「今年はクリスマスプレゼントに〇〇をお願いするんだよ!」などと教えてくれ、園児とのコミュニケーションのきっかけにもなった。
・『キャベツくん』のライオンが登場するシーンで、未満児クラス(0~2歳)の園児たちが「ガオー」と真似していた。先生方も「こんな姿は初めて見た!」とおっしゃっていて、絵本の魅力を再認識できた。

和泉義治アナウンサー・・・第2回 国母保育園に参加
<全体について>
・直後に迫っていた「クリスマス」にちなみ、サンタ帽やトナカイのカチューシャを着け、絵本も3冊中1冊をクリスマス関連にしたのだが、会場に入った瞬間、園児から「カワイイ!」「サンタさんだ!」などの声が上がった。ほんのちょっとしたことだが、少しでもクリスマス要素を入れて良かったと思った。
・個人的には、3冊中2冊を、クリスマス関連の絵本にしても良かったかと思う。(全3冊だと、くどいかも。)
個別の本について
・「おじいちゃんのおじいちゃんの」の絵本は、服部アナウンサーが慣れていることもあり、園児をうまく巻き込んでくれた。年長クラスでは文字が読める子も多くなるので、ページをめくった瞬間、「ひぃ」という文字量に驚きと笑いが起きていた。また、読む前に「途中、みんな手伝ってくれる?」と呼び掛けていたが、それが効果的だった。
・「ねぇ、どれがいい?」も園児を巻き込みやすい1冊。この本も、読む前に「色々な事を聞いていくから、元気よく答えてね。みんなと意見が違っても恥ずかしくないから、素直に好きなものを教えて」と伝えた。ちょっといじわるな、良い条件が無い選択肢だけの項目では、年中クラスは「どれもヤダ~!」「え~!」などの反応が、年長クラスでは、少し考えた後にそれぞれが思い思いに答える反応がみられた。[問いかけの分量を増減したり、数ページ飛ばしたりすることも可能のため、時間調整もできる1冊。]
・(上記に絡み)以前、「猫のピート」や「えがないえほん」の翻訳者・大友剛さんから、「大人が必死になっている姿を、子どもたちは喜び、笑う」というお話を伺っていたが、その言葉に納得がいった。
<改善点>
・感染対策を考えると、サイズが大きな絵本や投影できるOHPがあった方が良いと思う。小さい絵本だと、どうしても、読み手と園児/園児同士の距離が近くなってしまう。

森田絵美アナウンサー・・・第2回 国母保育園に参加
・年少さんから年長さんまで、1学年違うだけで反応が大きく変わり、こちらも「読み聞かせ(朗読)」の勉強になった。時には呼びかけたり、あえて静かに聞いてもらったりと、集中して聞いてもらえる方法を今後も探っていきたいと思う。
・子供たちが、クリスマスが題材の絵本を読む時は特に集中して聞いてくれた。私の想像以上に「クリスマス」が大好きだということが分かり、そのキラキラしたまなざしに、私自身も元気をもらった。

【教諭・保育士・子どもたち・視聴者などの感想】

【第1回甲府大里幼稚園】
年長担任の先生から頂いた感想
先日はお忙しい中、おはなし会を開いて頂きありがとうございました。子ども達は前日から、いつもテレビで拝見しているアナウンサーの方に絵本を読んで頂けることをとても楽しみにしておりました。3冊の中でも、特に「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」は特に印象に残ったようで、『帰ったら、お父さんに聞いてみよう♪』『とても楽しかった』という言葉が沢山聞こえて来ました。子ども達がお二人のお話に耳を傾け、真剣に聞き入る姿がとても印象に残りました。
櫻井アナウンサー・服部アナウンサーの読み方も、子ども達の興味を引く素晴らしい読み方で、保育士の私たちもとても勉強になりました。ありがとうございました。
また、このような機会がありましたら宜しくお願いいたします。 年長担任【後日送られてきたメール/原文ママ】

【第2回…国母保育園】
年少【もも組】
・キリンが煙突から顔を出すところがおもしろかった。・クジラがキャベツになったのがおもしろかった。
・サンタさんからのプレゼントがちゃんと届いてよかった。・サンタさんの帽子がかわいかった。
・お姉さんがかわいかった。
≪担任より≫
・絵本のストーリーがおもしろく、子ども達にも分かりやすかった。
・聞き取りやすい声で、ゆっくりはっきり読んで下さり聞きやすく、私たちも勉強になりました。
・3人のアナウンサーの方の雰囲気がよく、優しく声を掛けて頂き、親しみやすかった。

年中【うめ組】
☆ねぇどれがいい?
・ジャングルのおうちにすんでみたくなった。
・舟を川に浮かべておやつを食べてみたいと思った。
・かわいい動物がたくさんで選べなかった。
☆おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん
・おじいちゃんがいっぱい出てきておもしろい。
・「ひい」って言うのが楽しかった。(「ひい、ひい、ひい・・・・・・」と言いながら教えてくれました。)
☆100人のサンタクロース
・おもちゃを配るシーンがおもしろかった
・100人もいるってびっくりした
・サンタさんがみんなでクリスマスの準備をしているのがかわいかった
≪担任より≫
・声が素敵で聞き入ってしまいました。・子ども達の反応を見て、寄り添いながらすすめていたのが印象的でした。
・聞く、見るだけでなく、参加しやすい問いかけや雰囲気などが工夫されていて、子ども達の楽しむ姿や喜ぶ姿がたくさん見られて、私たちも嬉しかったです。

年長【さくら組】
☆ねぇどれがいい?
・ヘビに巻かれていてびっくりしたけどおもしろかった。
☆おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん
・最後のおさるさんがおもしろかった。
・ひい、ひい、ひい~と言うところが楽しかった。
・読み方がおもしろかった。
・読んでいるお兄さんがかっこよかった。
☆100人のサンタクロース
・サンタさんがご飯を作っていてかわいかった。
・サンタさんが100人もいてびっくりした。
≪担任より≫
・絵本の読み聞かせ、楽しい時間をありがとうございました。コロナ禍で様々な制限がある中、このような機会を作って下さり、子ども達も大変喜んでおり、私たちも嬉しく思います。アナウンサーの方々が帰られた後も“ぼくのひいひいおじいさんは…”と、楽しそうに真似をする姿も見られ、私たちも思わず笑ってしまいました。とても楽しかったのだと思います。ありがとうございました。アナウンサーの方々のプロの読み方、言葉の間など、私たちも学ばせて頂きました。今回感じたことを、今後の保育に活かしていけたらと考えています。素敵な時間をありがとうございました。

【第3回…巨摩保育所】
0・1・2歳児
・サンタさんいっぱいだった。楽しかった。・へびのキャベツがお団子みたいだった。面白い。
3歳児:ちゅうりっぷ組・ゆり組
・キャベツの本すごく面白かった!
・サンタさんに会いたくなっちゃった…。
・「ひぃひぃひぃひぃ…」沢山言ったのが面白かった。
4歳児:たんぽぽ組・すみれ組
・読んでもらった絵本を図書館でママと探してみる~。
・お部屋に帰ってきてからも「ひぃひぃひぃひぃ…」と友達同士で言い合って大笑いしていた。
5歳児:さくら組・すもも組
・「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」の「ひぃ ひぃ ひぃ…」と繰り返すところが面白かった。
・アナウンサーさんの声がかっこよかった。
・「ねぇ、どっちがいい?」で、選ぶのが難しかった(楽しかった)。
≪保育士の感想≫
・0・1・2歳児には「少しお話が長いかな?」と思ったが、子ども達は集中してよく聞いていました。読み手の技だと思いました。
・お忙しい中、ありがとうございました。子どもたちと一緒に、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。素敵な声に癒されました。
・子どもたちの反応が良かった。お話を一緒に楽しんでいる感じが伝わってきました。
・アナウンサーさんの素敵な声にうっとり…大人も癒されました。
・参加型の絵本が多かったので、とても楽しんでみていました。
・絵本の内容も難しくなく、子どもたちが一緒に楽しめて良かった。
・TVに出ているアナウンサーさんに会えたということが嬉しくて、お迎えに来たご家族におはなし会の様子を一生懸命に話す姿がみられました。(ちょっと自慢げでした)
・今回読んでいただいた絵本を、保育の中でも子どもたちに読み聞かせてあげたいと思いました。