福島テレビ(平成30年度)

【活動名】朗読ボランティア活動
【実施期間】2018年 7月~2019年 2月 
【実施回数】全6回

  • 事業実施の成果・課題
  • 福島テレビの読み聞かせ事業は、本を楽しく読むだけでなく、「声」に注目し、よい声の出し方、話し方のコツなども授業の中に取り入れています。声は体全体を使って出している、という話をしながら、響きを大切に、アナウンサーが普段から行っている発声練習なども児童たちは体験。体で感じることで、しっかり声を出すことの大切さ、いろんな声を出すことの面白さを理解してくれています。
     担当の教諭からも訪問後の授業では、「工夫して声を出し、音読するようになりました」「発表の手が良く上がるようになり、意欲的に授業に取り組む姿勢が見られます」などの感想も頂いています。
     又、アナウンサーが直接語りかけることで、テレビをより身近に感じてもらえる機会となっています。

  • 担当者の感想
  • 【担当 浜中順子アナウンサー】

    福島テレビの読み聞かせ事業のへ思いは「本を読む楽しさを伝えたい」と「福島の子どもたちに、人前で話す力を身につけてほしい!」です。
    取材などで児童と接していて、シャイな子が多いという印象を受けました。声が小さく、モゴモゴ話してしまうケースが多いのです。そこで授業では「スラスラ話そうとは考えない。聞く人の気持ちになってみよう。相手が聞きやすい声を出すようにしよう。」と話しています。そして「色々な声を出そう」をテーマに実際にセリフなどを体験してもらいます。棒読みだったセリフがイキイキしてきます。
    最後にアナウンサーが朗読。アナウンサーにとっても、児童たちの反応を直接感じられる機会は貴重。朗読授業は、まさにライブ。間のとり方、声の大きさ、スピードを変化させ表現することで、聞いている皆の表情も、空気も変化。「本を声に出して読むことは、読む人も聞く人も楽しめる」と全身で感じてもらえるように、アナウンサー自身も楽しんで読んでいます。

  • 担任・生徒の感想
  • 【先生】
    ・「本が好きになる」機会になればと思い応募したが、授業を受けて夢や希望を持って生きること
     の大切さや生きる力の育成に高く灯火を掲げて頂いた。

    ・学習発表会の音楽や劇の発表の中で例年よりも明るくはっきりと話せる児童が増えたように感
     じた。本職のアナウンサーから直接指導頂けたことが、子どもたちの心に大きく響いたものと
     思われる。
    【児童】

    ・本当に本の中に居るような気分になりました。
    ・登場人物が話している声がとても面白かったです。
    ・手をあげて話すのは得意ではありませんが、今度からがんばってみようと思いました。
    ・話を聞いて将来アナウンサーになりたいと思いました。