其の19 島よ!よみがえれ

2008年09月06日(土)(テレビ朝日OA) 沖縄テレビ制作

島全体が沖縄県の県立自然公園に指定されている久米島。だが、昔の自然は失われつつある。宇江原総清(うえはら そうせい)さんは、久米島に生まれたが、警察官として長い間、島を離れていた。昔ながらの自然豊かな島に戻したいと、昔の海岸にするために、コンクリート護岸をなくそうと新聞に投書して、島人の反発を買うが、一人もくもくとサガリバナという木を増やしつづける。2年前、「久米島ホタルの会」の会長になると、沖縄本島でしていた仕事をやめ、島に戻ってくる。宇江原さんがサガリバナという木を通して、昔の自然を取り戻そうとがんばっている姿を伝える。


宇江原総清さんは、高校卒業後、久米島を出て、警察官になりますが、ふるさとの自然が破壊されていく状況をみて、昔の自然豊かな島を取り戻したいという
◆ふるさとに昔の自然を取り戻したい◆
「夢を諦めず」、仕事をやめて久米島に帰ってきました。コンクリートで固められた海岸や川を、元に戻し、木を植えようという総清さんの意見は、島の人から理解を得られませんでした。
◆辛抱強くやり続ける◆
しかし「自分でやるしかない」とサガリバナを増やしつづけます。
◆思い切って行動に出る◆

そして、「思い切って行動に出ます」。町議会議員に立候補したのです。落選確実といわれながらも、みごと当選。理解が広がっていたのです。
◆夢…人と自然が調和した自給自足できる島◆
「人と自然が調和した、自給自足できる豊かな久米島にする」
総清さんの夢に、少しづつ近づいてきています。
◇ナビゲーター:佐藤直美(久米島ホタルの会 事務局長)◇


◇ディレクター:沖縄テレビ 鈴木教由◇
宇江原総清さんは、「コンクリート護岸をなくそう」と新聞に投書して、島の人から反発をかったり、沖縄県警の機動隊長をしていたというので、居丈高な方かと思っていたら、まるで違い、物静かで腰が低く誠実な方でした。その人柄が示すように、昔の自然を取り戻したいという「夢」に向かって、もくもくとサガリバナを増やしつづけてきました。「自分が行動することで、人が認めてくれる。」という宇江原さんの言葉は、行動することで周りの人たちに、自分の考えを伝えていき、孤軍奮闘に近かった状況が変わり、宇江原さんが理解されているのだと思います。その、一生懸命行動していく姿勢を、「自分でやるしかない」「思い切って行動に出る」という人間語力にしました。そして、その元になっているのは「夢をあきらめない」ということなのです。必要なのは、「夢」を持ち、そこに向かって行動していくことだと、素直に思いました。私に「夢」はあるのでしょうか?まず、そこからスタートしなければいけないと思っています。いま、宇江原さんにとっては、「夢」という段階から、実現できる「目標」へと状況が変わりつつあると思います。

久米島ホタル館
〒901-3123  沖縄県久米島町大田 420 TEL:098-896-7100
久米島ホタルの会
久米島ホタルの会だより
ホタルの国から

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