其の20 海が伝えるメッセージ

2008年09月13日(土)(テレビ朝日OA) 宮崎放送制作

コバルトブルーの美しい海が広がる宮崎県日南市。市の中心部から30分ほど離れたところに鵜戸中学校があります。全校生徒は、24人。この小さな学校に昨年、全国に注目される出来事が起こりました。それは、「サーフィン授業」。発案者は、なんと校長先生。2年前に赴任してきた柿木真也校長(53歳)は、学校のすぐ目の前に広がる美しい海に感動し、これを教育にいかしたいと行動に移りました。サーフボードは、OBからの寄付。指導者は、地元サーフィン連盟のインストラクター。生徒たちにサーフィン授業をさせたいという強い思いが全ての歯車を動かし、準備期間がわずか1年という驚きの早さで実現に結びつけたのです。生徒たちは、サーフィン習得に奮闘しながらも、教科書では学べない様々なことを体験していきます。そして、柿木校長が生徒たちに伝えたかったものとは・・・柿木校長と生徒たちとの暑い・熱い夏の物語です!


生徒24人が学ぶ鵜戸中学校。この学校に2年前に赴任してきた柿木校長先生の発案でサーフィン授業が始まりました。
◆気づかなかった地域の宝◆
そこで生徒たちは、これまで気づかなかった地域の宝をみつけました。
◆生徒と共に学ぶ◆
柿木校長も自ら、サーフィン授業に参加。生徒と共に学んでいきました。
◆ふるさとの海が教えてくれた◆

教科書では学ぶことのできない大切なことをふるさとの海が教えてくれたのです。
◆夢…ふるさとを自信をもって伝えてほしいです。◆
柿木校長の夢は、生徒たちにこの素晴らしいふるさとを自信をもって伝えてほしいということ。私もサーフィン授業を体験して、宮浦の美しい自然や生徒たちと一緒にチャレンジすることの楽しさを知りました。きっとこれからも、生徒たちは自らいろんな波をつかまえ、そして乗り越えていくことでしょう。
◇ナビゲーター:川島恵(宮崎放送アナウンサー)◇


◇ディレクター:宮崎放送 坂元伸一◇
取材に行ってまず驚いたことは、日南市宮浦地区の目の前に青々と輝く海の美しさ。そして、そのすぐそばに鵜戸中学校があるという自然環境でした。2年前に赴任してきた柿木校長は海の美しさに感動し、この環境を利用して授業ができないかと考えサーフィン授業を思いつきました。「サーフィン授業を始める過程での苦労はありませんでした。」と語る柿木校長ですが、先生の熱意がすべての人の心を動かし、実現にいたったことは言うまでもありません。私も柿木校長の人柄に心を動かされた1人です。生徒たちから「ダンディ校長」と呼ばれ、休み時間や放課後になると、柿木校長のまわりには自然と生徒たちが集まってきます。中学生のという年齢は、思春期でとても不安定な時期。しかし、柿木校長には、生徒たちの心を安心させる目に見えない魅力があるのだと感じました。鵜戸中学校の生徒数はこれからも減少していくだろうというお話でした。この素晴らしい自然環境を持つ鵜戸中学校がもっと多くの人に愛されていくことを心から願いたいと思います。

宮崎県日南市立鵜戸中学校
〒887-0101  宮崎県日南市大字宮浦2385番地
TEL:0987-29-1150 FAX:0987-29-1113
E-MAIL 4207ja@miyazaki-c.ed.jp

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