其の37 拳の先に 熱血ボクサーと大池ジムと子どもたち

2009年1月17日(土)(テレビ朝日OA) 日本海テレビジョン放送制作

島根県出雲市湖陵町にある使われなくなった幼稚園。しかし中から聞こえてくるのは、子供たちの元気な声。2007年6月。元プロボクサーの長澤誠二さん(42歳)は、保護者や子供たちと一緒に廃園を改装し、アマチュアボクシングジム「大池ボクシングジム」を作りました。今では小学生から社会人までおよそ40人以上が通っています。「ボクシングには人を惹き付ける何かがある。ボクシングを通して人間として成長してほしい」。ジムには様々な問題を抱えた子供たちもやってきます。「不登校」「非行」など青春期独特の心の病。長澤さんは、そんな子供たちに対して正面から真剣に向き合ってボクシングを教えます。次第にボクシングにはまっていく子供たち。問題を乗り越えていこうとしています。かつてボクシングで夢を諦めた長澤さんは、ボクシングで新たな夢を見つけようとしています。子供たちの成長を通して長澤さんのボクシング、教育に対する思いに迫ります。


長澤さんを中心に地域の人たちで作った大池ボクシングジムには、子どもから大人まで大勢通っています。そんなジムには、心に傷を負った子どもたちの姿もあります。
◆心に傷を負った子どもたちに寄り添う◆
持ち前の明るさで子どもたちと接していく長澤さん、まずは子どもたちを知ることからはじめました。

◆目標を持つことが大切 それに向かって努力する◆
そして、はっきりとした目標を持たせ、それに向かって努力する。
◆遠自分の気持ちに嘘をつくな◆
1対1で戦うボクシング。リングの上では誰も助けてくれません。長澤さんはボクシングを通して子どもたちの心を鍛えています。
◆夢…悩んでいる子どもたちを一人でも多く救いたい◆
悩んでいる子どもたちを一人でも多く救いたい今日も小さなボクシングジムに拳の音が響いています。
◇ナビゲーター:串山 真理(日本海テレビアナウンサー)◇


◇ディレクター:日本海テレビジョン 岡田洋人◇
長澤さんに初めて出会ったのはおよそ2年前。当時から明るく、人懐っこい人でした。練習中は厳しい長澤さんですが、いったんリングを降りると気のいいおっさんです。子どもたちやスタッフと話すとき、いつも笑顔が絶えません。ジムの中はいつも笑い声が響いています。
「子どもたちを救っていきたい。」ジム開設当時よりもその思いは強くなっています。
大池ボクシングジムに通っている子どもたちは、ボクシングを通して少しずつ成長しているように感じます。そして、長澤さん自身も子どもたちを通して成長しているのではないでしょうか。

大池ボクシングジム 代表:長澤誠二
島根県出雲市湖陵町三部610番地
TEL:0853-43-0074

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