其の38 お母さんのパス ~心でつなぐ車いすサッカー~

2009年1月24日(土)(テレビ朝日OA) 北陸放送制作

地域の世代間交流、さらには家族同士の交流も希薄になっている現代。石川県に、障がい者スポーツの一つ「電動車椅子サッカー」に情熱を注ぐ、車椅子のお母さんがいます。城下由香里さんは生まれ付き骨がもろく折れやすい病気があり、車椅子で生活しています。でも「電動車椅子サッカー」と出会い、家族や仲間とより強く心をつないできました。由香里さんは、電動車椅子サッカーを通して、家族やチームの仲間と一緒に、思いやりやいたわりの心を育んでいます。由香里さんにとって、どんな時も、家族と電動車椅子サッカーで出会った仲間達が心の支え。毎週日曜日、仲間や家族と一緒に、電動車椅子サッカーの全国大会を目指してがんばっています!そして、障がい者、健常者を問わず、様々な人たちとの新しい輪が大きく広がりました。お母さんとして、選手として、明るさと元気と勇気を心のパスに乗せて送り続ける城下由香里さんの人間力に迫ります!


元気と明るさいっぱいの車椅子のお母さん、城下由香里さん。電動車椅子サッカーを通して、思いやりやいたわりの心、家族や仲間との絆の大切さを学びました。
◆子どもと一緒にお母さんになる◆
元気や勇気をのせて、心のパスを送る由香里さんは家族や仲間の支えで、お母さんは、産まれた子供と一緒に母親になっていくことに気づきます。
◆言葉が無くても絆はつながる◆
また競技を通して、同じ目的にむかって頑張っている人達とは、例え言葉が無くても深い絆でつながることを実感しました。
◆ありがとうの心◆
そして、芽生えたのが、支え合える家族や仲間達がいることに感謝する心。

◆夢…大勢の子供達が自立するための「アシスト」◆
城下由香里さんは、これからも、大勢の子供達が自立できるように「アシスト」するのが夢です。
◇ナビゲーター:白崎 あゆみ(北陸放送アナウンサー)◇


◇ディレクター:北陸放送 坂爪陽介◇
地元で放送している子育て番組のリサーチで「車いす“バスケット”」を頑張っている親子がいますよ、と紹介され、連絡をしたことがきっかけで取材が始まりました。「ウチが家族でプレーしているのは“電動”車いす“サッカー”なんですけど・・・」とお母さんから指摘され、本当に焦ってしまったことを覚えています。翌年の7月に「“発見!人間力”という番組でも放送させて頂きたいんですが」、という連絡をとったら、「実は今骨折して入院中なんですけど・・・」と、伝えられビックリ!またまた焦りながらお見舞いに行くと、お母さんは「いったん、取材をお引き受けしたから・・・」とベッドの上で骨折の痛みを抱えながらも一生懸命インタビューにこたえてくれました。(こちらも申し訳ない気持ちでいっぱいで、一日でも早い回復を、と祈りながら、その後も取材をさせて頂きました)電動車いすサッカーへの情熱や家族と仲間を思いやる気持ちに、何度も胸が熱くなり(実際、何度も泣いてしまいました)、そして、お母さんをはじめ、金沢ベストブラザーズのみなさんの明るいキャラクターに何度も笑わせて頂きました。この番組が、お母さんの心のパスを視聴者の方に届ける「アシスト」になったら、何よりもうれしく思います。

日本電動車椅子サッカー協会  広報担当:高橋
FAX:020-4665-6991(24時間受付・D-FAX)
城下家所属チーム「金沢ベストブラザーズ」HP

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